障害のある子供のパンツ・ズボンの着脱練習方法

療育子育て

障害のある子供の身辺自立 ~パンツとズボンの着脱練習~

トイレトレーニングが始まると、パンツとズボンの着脱練習は1日の中で何度も取り組むようになります

「練習を始めるぞ!」と意気込んで、トイレへ行くたびに毎回熱心に練習に取り組もうとすると、子供も親も疲れてしまいます

子どもがトイレへ行く事そのものが嫌になってしまっても困りますから、スモールステップ!
1日1回から練習を始めましょう

 

では、スモールステップ方法に当てはめて、私が息子へどのように取り組んできたのかをまとめます
(スモールステップ方法について詳しくはこちらの記事➡ ☆☆☆)

いつ練習する?

〇夏場は服の素材が薄く、半ズボンだと足をスムーズに通しやすいので練習始めに良い季節です

〇トイレトレーニングは一日に数回ありますが、じっくり着脱練習をする時間は、ゆとりある夕方に集中して練習する事にしました

着脱が上手にできるようになったら1日の中で2回・3回…と、自分で着脱をする回数を増やしていき、最終的にいつでも自分で着脱するようにしました

環境の支援

トイレトレーニング時の着脱場所は、トイレドアの前

トイレドアの前は廊下になっていて、息子が気になるモノがないので集中して練習することができました

立ってパンツやズボンを履けないので、座って練習する時にお尻が冷たくないようにマットを敷いて、嫌な気持ちにさせない配慮をしました

パンツ・ズボンを履く手立てを細分化して支援を考える

行動を細分化した手立てを、以下のように考えました

⓵座る

②パンツ・ズボンの前後を確認する

⓷パンツを持つ

④パンツの穴に、足を左右通す

⑤ズボンを持つ

⑥ズボンの穴に足を左右通す

⑦立つ

⑧パンツ・ズボンの順に腰まで引き上げる

一連の流れを1度に練習すると、こなす量が多くて難しくなるので、更に段階を分けて練習をしました

息子の様子を見ていると、⑧のズボンを腰までグッと上げる所が一番難しそうにしていたので

●ステップ1:パンツのみ自分で履く⓵~④

●ステップ2:パンツの次にズボンのすそに足を入れる所まで練習する⓵~⑦

●ステップ3:全体の流れを自分でする

のように、段階を分けて練習しました

パンツ・ズボンを脱ぐ手立てを細分化して支援を考える

行動を細分化した手立てを、以下のように考えました

⓵ ウエストのゴム部分に親指をグッと入れて服を掴む

② 足首辺りまでずらす

⓷ 座る

④ 左右の足を脱ぐ

脱ぐ作業は比較的簡単に見えました

冬場の分厚いズボンを履いている時はウエストゴムの部分を掴むところや、ズボンから足を上手く抜け出せない時に手伝う事は続きましたが、夏場はスムーズにできるようになりました

着脱しやすいズボンを購入する時のポイント

ズボンを購入する時に意識していた点は、
・ウエストゴムの締め付け加減を調節できるもの
・伸縮性の良いズボン

です!

デニム生地やスキニータイプのズボンはNG! この手のズボンは着脱に手先の力を使うので難しいです

ウエストゴムが強すぎると、手先の不器用な息子には不自由です
とはいえ、ゴムが緩すぎるとずれてしまうので、ウエストゴムを入れ替えできるタイプ・またはゴムの強さを調節できるタイプのズボンがおススメです

ウエストを紐で結ぶタイプのズボンもNG!! そもそも紐を結べないし、トイレへ急いでいくときに紐でもたついてしまいます

前ファスナー―やホックのある複雑なものは絶対に買わない!! そんなものは、中学生になってから練習すればいいです

 

だから、幼稚園や学校の体操ズボンやジャージは最高です♪

 

《課題と対策》

息子はパンツやズボンの前後が理解できませんでした

「ズボンのおしり側にポケットがくるよね」と教えても、ズボンの種類によっては前後どちらにもポケットがあるモノはその違いが分からないし

「又の縫い目ラインが前だよと教えても、」おしり部分にも縫い目があるじゃないか!と、違いが分からないんですね

パッと見た分かりやすさが重要でした

前側にオシャレボタンがついているズボンは良い目印となり、「ボタンが前だよ」と説明すると理解できました

だから、ボタンがついていないズボン全てに、クルミボタンや飾りボタンを用意して縫い付けることで、ズボンの前後を理解する手立てにしました

 

 

パンツ(下着)は
前側にイラストがあるモノ・バックプリントのモノ・全面柄モノ 様々ありますね

パンツに大きなボタンを目印に付けると違和感を感じて嫌がったので、刺繍で△や□のマークを縫い付けました

 

刺繍のマークはすべての衣服に対して、“この目印を見ながら着替える”と共通するルールを教えていたので、パンツの前側に目印を縫い付けておくと、目印を見ながらパンツを履くと自然に前後を間違えずに履くことができました

成長と共に

息子本人に着脱を任せるようになると

〇 靴下の中にズボンのすそが入っていることがよくあるんです…
〇 肌着がズボンの中に入っていなくて見えているんです…
〇 ズボンのすそが長い時に、ズルズルと裾を引きずっているんです…

身だしなみを整えることが難しかったりめんどくさがったりして、だらしない着方…が多いんです

カッコよく着る、、、は難しくても、だらしなくならないように着るが社会人へ向けてできるようになることが今の目標です

 

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