自閉症を持つ息子のトイレトレーニングをしてきて思う事

自閉症を持つ息子のトイレトレーニングをして思う事

自閉症スペクトラムをもつ息子のトイレトレーニングを開始したのは3歳6か月の頃

失敗の回数が減ってきたのが6歳

自宅でも、外出先でも完全に安心できる年齢になったのは8歳の頃です

(おねしょについてはまだ課題がありました)

 

私は必死にトイレトレーニングをしていました
それは、親のこんな気持ちがあったから

〇 “普通ならこのくらいの年齢にはオムツは卒業”という固定観念があったから
〇 幼稚園で一人だけオムツだったら恥ずかしいと思っていた
〇 オムツ代がかかるから。。。いい加減卒業してくれ・・・

 

でも、子供が自分でトイレを済ませられるようになるには

  1. 体感覚で、おしっこが出そうなことを認識する
  2. トイレへ行って用を足すことを理解する
  3. トイレではどういう行動をすればいいのかを覚える

これらの理解と行動が当たり前にこれができる定型発達の子供とはちがって、障害のある子供たちはこの3つの課題の中でも様々なつまづきを持っているからトイレトレーニングには時間がかかります

私も、息子のトイレトレーニング期間は 「失敗してもいいし、励ましているし、こんなに褒めて教えている
“出ちゃった”の一言でいいから伝えて欲しいのに、なんで濡れたズボンのままで平気に遊びほうけているんだ~」

って、イライラしていました

体感覚をつかむ

息子は体の感覚の鈍さを持っています

  • どういう感覚がおしっこがたまっているの?
  • どういう感覚がおしっこがでそうなの?
  • どのくらいの時間ガマンできる?
  • どのタイミングでトイレへ行かないといけないの?

いくら言葉で説明しても、お母さんの体と子供の体は別物なのだから、子ども自身がトイレの成功・失敗経験を積まないと分からないんです

トイレで成功する時は
・たまたま親が声をかけるタイミングが良かった
・決められた時間にトイレへ行った時がたまたまおしっこのタイミングだった

失敗する時は
・好きな遊びに集中していたからトイレの感覚にまで意識できないから分からない
・トイレの感覚を掴んできていたとしても、トイレへ行く行動へ気持ちが切り替わらない

という困り感がありました

 

トイレで用を足すことを理解する

子供自身が “トイレへ行きたい”という体感覚を持つようになったとしても
「何でトイレへ行かないといけないのか?」「不潔ってどういうこと?」を、理解しないといけません

「パンツが濡れていると冷たいよね、気持ち悪いよね」と言葉で伝えて教えますが
息子は水遊びや泥んこ遊びが大好きで、公園へ行くと必ず水遊びをしていたタイプですから、おしっこでズボンを濡らしても気持ち悪さなんて関係ありませんでした

 

また、“不潔” という概念を教える事の難しさや “おしっこにはバイ菌がいるからね” という目に見えない物を説明するのも無力です

 

尿意や便意を感じたらトイレへ行くものなんだと、理解してもらうには何度も練習して行動をパターンとして覚えてもらうしかありません

トイレでどういう行動をすればいいのかを覚える

  1. ズボンとパンツを脱ぐ
  2. 便座に座る・便座の前に立つ
  3. 用を足す
  4. ペーパーで拭く
  5. 便座から降りる
  6. ズボンとパンツを履く
  7. 水を流す

この一連の流れを一つ一つ細かく教えないといけないのが障害児子育ての大変な所ですよね

⓪トイレへ促す:私は息子へ、「お母さんもトイレへ行きたくなっちゃったな~」と体感覚を伝えたり、私のトイレへ連れて行ったり、絵本で話して聞かせたり、お人形遊びでトイレを見せたりイラストや写真で行動を促したりしてトレーニングしました

メルちゃんやシルバニアファミリーにトイレのおもちゃを使って見せることもしていました

トイレへ行く事は嫌がるのに、トイレのおもちゃには興味を持って並べて遊んでいました

 

 

トイレトレーニングの難しさは「もう、おしっこが出そうだよ~(;´Д`)」という時って、短い時間で行動しないといけないことが沢山あることにも原因があります

⓵ズボンとパンツを脱ぐ:着脱しやすい衣服でないと、脱ぐことにモタモタしている間に失敗してしまうこともあります

⓶便座に座る:大人用の便座に座るために、手すりのような掴めるものがあった方がいい場合もあるし、踏み台があったら楽に座れる場合もあります

⓷用を足す:座ったタイミングで用を足すように体感覚を集中させます

④ペーパーで拭く練習:ペーパーをどのくらいの分量使うのか?ペーパーの長さや、手に取ったペーパーを丸める事、どこをどのように拭き取るのかを知る
拭き取ってお尻がきれいになるってどいう状態化を理解する
ペーパーを取るときに座っているバランスを崩さないよう気を付けないといけない

⑤便座から降りて、⑥ズボンとパンツを履く ⑦水を流す

簡単に行動を書き出してみると7つありました!

一つ一つの行動に対して、子供がどういう動作をしたらやりやすいのか?
どう教えたら伝わるのか?親は考えないといけません

息子のトイレトレーニングで対処してきたこと

子どもがトイレへ行きたくない要因は何か?
匂い・雰囲気・明暗・音・・・など理由があれば対処します

私は息子へ「トイレへ行くのは楽しいモノだ」と印象を持ってほしくて “トイレ限定おもちゃ” を用意したり
光るモノが大・大・大・大好きだったのでキラキラした証明器具を置きました

 

 

トイレを可愛らしい雰囲気にしたり、トイレの後は大好きなジュースのご褒美
パターンを決める(起床時 外出前・後 入浴前 就寝前)
トイレカードも作っていました

 

トイレへ行く事そのものに不安を感じる子供もいますし、大人用のトイレへ座る動作だけでも子供は大変ですよね
息子は手先の不器用さがあるので、ズボンとパンツを脱ぐ行動がスムーズにできないことが負担になっていました

反対に、トイレが楽しすぎて水遊びをしてしまったりする場合もあります

ウォシュレット噴水事件もあったし(+_+)便器の中におもちゃを落としてパニックになったこともあったし(私もそれはパニくりました)、便座の蓋に指を挟んだり、お腹がゆるい時・・・様々なトラブルがありました(^-^;

 

しだいに、親も子もおしっこをもよおしている様子が分かるようになる

“おしっこをもよおしたらトイレへ行かないといけない” という理解が息子に定着して来ると、漏らさないようにおしっこを我慢している態度をするようになります

明らかにモジモジしたり、手でお又を押さえているている様子を見ると「今、トイレに行きたいんでしょ、一緒に行こう」と誘えます

障がいをもつ子どもは「トイレへ行きたい」という言葉を発することそのものが難しかったり
「トイレへ行きたい」という言葉を知っていても、伝えるべき時にその言葉が出ない困難さを持っています

「今、おしっこを我慢している状態はトイレへ行きたいって体のサインや気持ちだよ」
と、伝えて教えていくことも大切です

息子は6歳の頃にはトイレへ行きたい時に「トイレ」「ウンコ」の単語を伝えられるようになりました

トイレトレーニング・パンツトレーニング・外出時のトイレへ慣れる・学校の和式トイレが使えるのか?

など、様々な場合に適応しないといけないトイレへの課題や、男子・女子の違いもあります

焦ってもコントロールしづらい事なので、地道にトレーニングを続けましょう

 

地域の幼稚園へ通っていた時には、普通の子供でも失敗している子供もいました

小学校の支援学級では、トレーニングを直接するわけではありませんが、休み時間ごとにトイレへ連れて行って下さいますから
失敗回数は学年を重ねるごとに減りました

親が過敏にな過ぎないココロを持つことが大切です

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