学校の先生とのよりよい付き合い方
困り感のある子育てママの悩みの中で
よく話題に出ることは
〇 学校の先生について
同じ悩みを共有するお母さん達と
より良くお話をすることができたので
私もそう思う!と納得したことをまとめています
1 特性のある子供へ園や学校の先生の理解はある?
困り感のある子どもを
地域の施設へ通わせる時の親の悩みは
“ 園や学校、担任が子供の特性についてどこまで理解を示してくれるのか
どこまで子供へ配慮してくれるのか ”
です
正直、学校や先生によります
先生業30年など、長年のキャリアのある先生は
ご自身の教育の理念を持ち
これまでしてきた価値観が固まっていますから
特性のある子供たちへの対応への柔軟さに欠けている事もあります
発達障がいについて、知らない先生だっています
知っていても、対応しない先生だっています
もちろん、熱心に特性について学んでくださる先生だっていらっしゃいます
が、人の性格は十人十色
子供の性格だって十人十色
特性とひとくくりにしても、特性のある子供だって十人十色
それぞれ個々に対応のしかたが違いますから、
それを先生に求めても先生が対応しきれない場合だってあります
結局、子供の一番の理解者は親なんです
とくに、お母さんなんですよね
先生よりも、親の方がよっぽど勉強していて知識があるんです
だから、先生だって不安な事もあります
人間ですから
2 相性の問題
学校や園の先生は、親には選べません
選びたけれは私学へどうぞ
という事ですよね
私は地域で子供を育てたいから私学を考えたことはありません
また、【先生と子供の相性】 【先生と親の相性】
もあります
例えば、ほんわかした雰囲気を持つ先生だったとして
親は先生の事を頼りなさげに感じて「合わないな~」と思ったとしても
子供にとって、その ほんわかさ が居心地がよくって合う場合だってあります
息子の学校には厳しく指導する支援学級の担任もいます
傍から見たら、
「支援学級なのに、あんなに厳しく子供たちに対応していてかわいそう」
と見えることもあるようですが
厳しさの裏のやさしさがお上手だったり
あいまいな優しさよりも、厳しく良い・悪いを伝えた方が
理解しやすい子供だっています
自分の子供は、先生の相性が良くても
他の子供と、先生の相性が合わない事だってあります
お互い人ですから、 “合う合わない” はあります
3 学校以外の頼れる場所をつくる
せっかく担任と子供の相性が良く信頼関係を築けても
先生の異動で、また一から新たな先生と信頼関係を結ぶ努力が
親子共に必要な時だってあります
そう考えると学校だけで問題を解決することは難しいですよね
親子共に、より良い育ちのためには
療育先や発達専門施設の職員や医者、
地域との関係性を築いておくことが大切だと思います
おじいちゃんおばあちゃんでもいいですし
お友達のお父さんとかお母さん
ご近所のおばちゃんでもいいんです
学校は所詮、小学校6年間、中学校3年間で終わってしまいますよね
子供と
長いあいだ関わってくれる他者の存在
をつくる事が大切だと思っています
学校は毎日通う場所
親子は毎日顔を合わすもの
学校でも親子でも家でもない、間の立場の場所や人があると
親子共に、困ったときに頼れます
たとえ親子であっても、
常に一緒に居るとお互いイライラする時だってありますよね
一人になりたい時だってあります
大人は自分で一人になる場所へ行く事が出来ますが
子供にはむずかしいですよね
その場所を作ってあげる事は大切だと思っています
4 先生へどのようにお願いをする?
先生にあれこれ子供の事をお願いしたいのだけれど
どこまでお願いしよう…
モンスターペアレントにはなりたくないし…
そう思われるのも嫌だし
でも、意見は伝えたいし…
って、悩んだりしますよね
私は学校の先生に対して
先生のこれまでの教育経験を尊重するようにしています
我が子の事は親の方が詳しいです
が! 教育全般的な事や子供たちを受け持ってきた年数や人数は
やはり先生の方が経験値があります
先生は私の子がどのように学校生活をおくると良いとお考えなのか
意見を聞くようにしています
先生の意見を聞いた中で、親の希望を伝えるようにしています
さらに、お手伝いができることがあれば手伝う旨を伝えています
子供のことを完全丸投げせずに
何かあれば協力することを伝えているだけで
人として自然な信頼関係を築けますよね
人間関係ができると
子供についての相談やお願いをしやすくなります
自分だって、例えばPTAの役員になったときに
面識のない保護者からあれやこれやと
要望だけを言われたら
その人に嫌な印象しか残らないですよね
それと同じで
新たな担任の先生とは信頼関係を築きつつ
お願いをすると良いのかなと思って私はしています
5 子供がどのように育ってほしいのか 軸 を持つ
親が子供をどのように育てたいのか
どのように導きたいのか という
軸 を持つことが大切だと実感しています
私はね、先生も一人の人である
そう思っています
「先生は何もしてくれない」
「先生は他の子ばかりを見て自分の子供を見てくれない」
と、愚痴や要望ばかりを言うのは嫌いです
明らかな職務怠慢な事があれば、それは別ですが…
支援学級の先生は支援学級の担任だからといって
支援学級の生徒だけを見ているわけではないんです
学校内の通常学級の中には、困り感を持つ生徒がけっこういます
そういった生徒のフォローに回っています
グレーゾーンの子供が増えていますから、支援学級の先生は
校内のクラスを巡回しまわっている様子を見ます
先生の人数が足りていないんだなと感じます
学校や先生に子供の育ちを100%お願いしたいと思っていたら
しんどいです
70%叶えば十分!そんな気持ちで良いのではないでしょうか
人生学校生活がすべてではありませんから
学校で補えないこともある
じゃあ、学校で補いないことはどこで補おうか?療育?家庭?お友達?と考えます
自分の考えだけで答えが出ない時は、発達支援センターなどに相談すると
「こうしてみたら」や、「ここへ相談してみる方法があるよ」と
アドバイスをもらえます
一人で悩まずに
でも、1か所のみに頼るのではなく
思い当たる所へ相談してみるのも手です
6 他のお母さんの考えを聞く事も参考になる
自分だけで考えたり迷っていて解決しない事も
同じ悩みを持つお母さんと話をすることで
自分の気持ちや考えを整理することができます
愚痴を言うのではなくて
どうしたらより良く子供へ対応できるのか
アトリエいろかさねのポーセラーツ教室は
そんな話ができる場所です