幼稚園の竹馬練習を自閉症の息子へどのように取り組んだのか対処法をお伝えします

幼稚園の竹馬練習を自閉症の息子へ
どのように取り組んだのか対処法をお伝えします

息子の通う幼稚園の年長さんは、秋の運動会で竹馬の披露があります

 

あなたは竹馬乗れますか?

私は子供の頃に竹馬練習をしたことがなかったので乗れませんし、今でも乗ってみようとは一切思っていないので
子供に竹馬の乗り方をどう教えたらいいのか全く持って分かりませんでした

 

運動会で竹馬を披露するために、幼稚園では夏休み前から竹馬練習が始まりました

夏休み中には個々で練習に取り組み、夏休み明けには運動会に向けて本格的に竹馬練習や竹馬の “技” 練習が始まります

 

そもそも、私の息子は手先の不器用さがあります(特性を持つ子育てをしている人なら不器用さを理解できるでしょ(^-^;)

箸やスプーンを使う事だって上手くできていないのに、竹馬なんてハイレベルなこと…
無理ゲーでしょ…

そんな竹馬の季節がスタートしました

竹馬練習

竹馬って両手両足をバランスよく交互に持ち上げて前へ進むわけですよね

体の使い方が上手くないとできないし、更にバランス感覚も求められますよね

 

当時の息子は作業療法を受けていて、体の使い方や手先の使い方を療育受けていたし、お箸の練習だってエジソン箸を使い慣らしている最中なのに、竹馬練習は短期間で新たな体の動きを覚えないといけないってハードルが高いわけです

 

そもそも、外へ出てコツコツ毎日練習すること自体が、気持ちの切り替えの難しい息子にとってはムリゲーで…

だって、外へ出たらまず公園。まず散歩。蝉取り~!!!って息子の中では決まってるんだもん

 

● 体感覚の課題
● 手先の使い方の課題
● 息子自身が竹馬に興味がない

これって致命的…。「やりたくもない練習を、息子に毎日練習させるなんてできへんわ」 「竹馬練習よりも、日常生活でできて欲しい課題に取り組むことで必死やわ」私の素直な感情がありました

「みんなと同じように竹馬乗れるようになってみたいと思わない?
竹馬カッコいいよね!」

と息子に伝えたところで、“カッコいい!”なんて1ミリも考えていない息子の気持ちを持ち上げることは、困難です…

 

息子への竹馬解決策

「そもそも、竹馬乗れる必要ないよねって思ってるんですが…」と、困っていた事を発達支援センターの相談員へ相談しました

すると、

「お母さんと子供自身はは乗れなくてもいと思っていても、幼稚園では全体練習があるので、いざ練習が始まったときに練習光景を見た子供が “自分だけができない” って自己肯定感が下がらないようにサポートしないといけないかもしれませんよね」

「どうしても竹馬に乗れなかった子供の事例で、ヒールをつけて “乗れた” という成功体験で満足させた話がありますよ」
と聞き 「それだ!!」と思いました

 

直ぐにホームセンターで木材を購入して、パパに竹馬のヒールを付けてもらいました

頑丈なヒールを付けたので、「ちょっと乗ってみてよ」と息子を誘い、試してみると
1発で乗ることができました

 

乗ることさえできれば、歩く動作を練習するだけなので、それは何とかなりそうでした

自分一人で練習することには興味はないけれど、幼稚園の全体練習だったら “みんながしている環境” なので、自分も同じことをやろうと行動できていた息子です

乗ることすらできずにひたすら “乗る” 練習を続けさせる方が、息子にとっては苦痛だったでしょう

 

ヒールを付けていることに、周りの子供たちに何か言われないか?と気になっていたのですが
「何つけてるの?」「ふ~~ん」程度でした

親が気にしているほど周りの子供は気にしていません

 

運動会当日も、他の保護者から「あの子ヒール付きだよ」って思われないかなって気にもなったのですが息子の学年は約80名いるので、人の中に紛れてしまえば足元がどうなっているのかなんて分かりませんし
他の保護者達は我が子の姿を追う事や撮影で忙しいので、私の息子がどのように竹馬に乗っているのかなんて気が付きません

息子と私が気にしなければ何てことはありません

(写真は息子が竹馬に乗っている所。息子の後ろから、介助の先生が見守って下さっています)

親が熱心に子供へ練習をさせれば乗ることができるんじゃないか?

私自身学生時代は熱血運動部でスポーツをしていたので、やる気と根性と根気を見せない息子に対して
「頑張れよ!やってみないと分からないじゃないか!」「行こうぜ!ガッツだぜ!!」ってずっと思っています
松岡修造の感覚が大好きなんですよね

でも、息子はそれをされると「もう無理だ~~~~」になっちゃうんです

 

私は熱血精神で息子をスイミングスクールへ通わせていたのですが、本人は気が乗らずに通っていたんですよね
ある日、スイミングへ行く事を嫌がり始め、最終的にはテーブルの下にうずくまって拒否し、出てこなくなったんです

その苦い失敗があるから本人が気が乗らないことを強制的にさせる事や、継続的にさせることはなんて難しいんだろうと私の身に染みているんです(-_-;)

 

発達特性を持つからこそ「気合いで乗り切る」や「やってみてから自分ができるかできないのかを判断しろ」は通用しないんですよね……

●やりたくないことはやりたくない
●気持ちが乗らないことには体がいうことをきかない

そんな自閉症スペクトラム人種の息子君です

 

子供の性格や特性は、親が一番理解しています
だから、私は息子に対して強制的に竹馬ができなくてもいいよ。という考え方を選択しました

あなたのお子様は、頑張る力があって、お母さんの支えでやる気がでるタイプなら竹馬に乗れるよう練習に取り組んでも良いと思います。乗れるようになれば子供は大きな自信がつきます

 

その他の竹馬対処事例

《竹馬の高さを最小にする》

竹馬は高くすればするほど難しいですよね
だから、一番低い位置に高さを調節すると、一番簡単なようです

一番低い位置で乗る練習をしているお友達がいました

 

《介助の先生についてもらう》

毎年運動会を見ていると、竹馬に乗ることが難しい子供は数名います

子供自身が「みんなと同じような高さで挑戦したい!」という気持ちを持っているのなら
その意思を尊重したいですよね

でも、一人の力だと難しい…

だから、介助の先生や担任の先生に
・常に竹馬を支えてもらう
・バランスが崩れそうな時だけ手を差し伸べてもらう
のように、個々に応じた対処で竹馬演技に出場する子供もいました

 

後日談ですが

息子が小学2年の時、2才年下の妹が幼稚園年長の年に竹馬練習を取り組んでいました

息子は妹が自宅前で竹馬練習をしている姿を見て「俺もやる」といって竹馬を持つと、たった2,3度練習しただけでバランスを保つ感覚を掴んで乗ることができました

これには私も驚きました!!

●発達が2~3年遅れの息子だから、竹馬練習をやってみたいと向き合える気持ちをもてるようになっていたのかな?
●競争心の強い兄は、妹に勝ちたい!気持ちが強くて気合いで乗ったのかな?
●体格が発達して、竹馬に乗る能力が身についていた?

など、母はよけいなことまで考えましたが息子自身も
「俺できる~~」と自信満々になっていたので嬉しく思ったものです

幼稚園の頃はできなかったけれど、今できるようになる時期がやって来たんだね。と感動しました

 

今、上手くいかないことも、子供が「やりたい」と思う気持ちをもてると頑張って取り組めるし、できるようになります

 

1ミリもやりたくもない時にムリに頑張らせても気持ちは乗らないし、成果はすぐに出ません
でも、本人が “やってみたい” と思えば成果の表れ方は早いです

本人のやる気・気持ちって大切だなと思えたエピソードでした


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