何年も絵を描く事が好きでい続けられる気持ちを育てる事を重視しているアトリエです

アトリエいろかさねのイラスト教室では、“カリキュラムをこなして画力アップを目指す教室”ではありません!!

子供たちが、ずっとずっと絵を描く事が好きで、時分から「描きたい!」「絵を描く事がやめられない」と思える気持ちを育てる事を一番重視しています

その気持ちが育ってから、お子様の能力に合わせて技術的なことを少しずつレベルアップできるようにアドバイスをしています

その理由は

①絵をお勉強にしたくない
②高度なスキルや高い画力を身に付けたところで、想像する力が育たなければ、絵を描く壁にぶつかるから
③そもそも絵は、コツコツと根気のいる作業。楽しく描き続けられないと、いつでもやめてしまえる趣味だから

1 絵をお勉強にしたくない

私は、生徒たちを7年間見てきた経験と、自分が歩んできたまんが道を思い返すと
小学生の年齢では、最初から高い技術を学びたくて絵を描き始めるのではなく
キャラクターが好きだったり、画材を使うことが面白かったり、想像することが楽しくて絵を描き始めます

・カッコいいキャラクターやかわいいキャラクターへの憧れや尊敬を込めて絵を描く
・画材を使っていることが遊びになったり、色の変化を楽しむ遊びになる
・自分の想像を絵にして友達に見てもらい「これ面白いでしょ」「これ、良くない?」「これ、私が描いたんだよ」と自分の考えを見せることが楽しみになる

最初はこういう興味からお絵描きがスタートします

この段階の子供たちに、「デッサンが狂っている」 とか 「人体が描けていない」 とか
「洋服が変」と言って正しく描けるスキルを伝えたところで、絵を描いていても全く楽しめなくて
「難しい」 「デッサンとか人体って言われても、何が上手く描けていないのかが分からない」
「そもそもキャラクターの顔を描く事が楽しいのに、ポージングとか興味ない」
って、なってしまいます

基礎デッサンや人体のポージング練習って、1回描いたから上手く描けるのではなく、何百枚、何千枚もスケッチをするから上手く描けるようになります

それを最初からやらされちゃったら、絵を描く事が楽しめないじゃないですか

だから、小学生の間は 生徒たちが好きな世界観を自由に楽しく描ける環境を提供することを重視しています

2 想像する力を育てる

絵を描き始める最初は、何かの影響を受けて大好きなキャラクターを真似して絵を描いたり、自分の推しを魅力的に描く事を楽しむことから始まります

目の前に見本や答えがあるものをマネして描く、受け身な状態で絵を描く事が多いでしょう

ですがその延長線上に
「このキャラクターの性格を考えてお話を考えてみたい」と思うようになり、マンガや動画を作ることを始めたり、「好きなキャラクターを自分の好みに演出してあげたい」とイラストレーションを作画するように “二次創作” や “オリジナルを描こう” と変化してゆきます

そうすると、見本にはない絵を描くためには【想像力】を働かせるようになり、“描く”とは違う思考を使うように変化します
「こんな世界観があったらいいのにな」 「こんな衣装デザインはかっこいいかな?」
「こんな性格のキャラクターがいたらいいな」
のように想像を楽しみ、
頭の中に想像してるものを自分の手で描く力があるのか?
なければそのためにスキルを身に付ける練習をしよう
と思えるように変化します

この段階が来たときに、“画力” を考えるようになり、自分が持っていないスキルを上げるために練習を行う必要が出てくるため、この段階でやっと絵のお勉強に入ります
多くの場合、中学生で絵を描く事が好きな状態だと、この段階に入ります

3 絵の上達にはコツコツ根気よく、1作でも多く絵を描く事

中学生くらいになり、「画力を上げたい」という意思を持つようになると、子供たちは「描きたい!」という意思が十分育っていますから、苦しいお勉強でも乗り越えることができますし

自分の絵に対して、どこが違和感があるのかを指摘されても、落ち込むことはなく指摘されたところを改善するためにはどうしたらよいのか?を考えられるようになります

画力アップを目標にすると、コツコツと単純な練習が増えます
・手のスケッチをひたすら行う
・洋服のレースが上手に描けるようひたすら描いてみる
・髪の毛をふわふわ描けるように、ひたすら曲線を引く

のように、キャラクターを描く前段階の練習が増えます

スポーツでも、基礎フォームを覚えるまでは同じ練習を何度も行いますよね

例えば球技だったら自分が思っているところにボールを返せるように玉を打ったり蹴ったり投げたり、単純練習を日々何度も行いますよね

絵も同じで
コツコツと自分が思っている人体・背景・動物・小物を描けるように何度もスケッチ画を描いたりデッサンしたりします

でも、その基礎練習をする事で自分の表現したいものを自在に描ける道につながることが、中学生になると理解できるから取り組めます

《まとめ》今取り組んでいる練習が、何に繋がるのか?の見通しが子供自身理解できるようになったら絵をお勉強にしてもいい

絵は、描かなくても生きていくうえで何も困りません
他に楽しい遊びも趣味も世の中沢山あります
自分が一人で絵を描いている間、友人は集まって楽しく遊んでいることもあるでしょう

だから、面白くない基礎練習を「やらされている」と思ってしまったら絵を手放してしまうでしょう


なぜ、基礎練習を乗り越えても描き続けることができるのかというと
自分の力で自分が納得のゆく絵が描けるようになりたいという意思が育っているから です

アトリエいろかさねでは、お子様個別に個別に 「何を目的として絵を描きたいのか?」を相談し合いながら、絵を描く場所を提供し、絵のサポートを行っています

・楽しく描き続けたい人
・絵の学校へ行きたい目標のある人
・絵を仕事にしたい目標のある人

それぞれの目標に向けてサポートしております

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