こどもアート外部教室ってどんなレッスンをしているの?
毎月一回開催している 「こどもアート出前講座~厚生館会場教室~」 では
- 子供にちょっと絵を親しませたい
- 子供に絵具を体験させてみたい
- 教室に毎週通わせるほど子供が絵を好きかどうかは分からない
- 月に1度のレッスンがちょうどよい
そんな、体験型 の教室です
毎月ご用意するモチーフは、描く時にイメージしやすいよう、普段目にするものや、親しみのあるものを用意するようにしています☆
詳しくはこちら → ☆★☆ こどもアート外部教室 ☆★☆
【7月】 モチーフ:とうもろこし
旬の野菜 “とうもろこし”がモチーフです
粒が多いので、一粒一粒描く事に苦戦するかな?子供たちはどう描くかな?
と楽しみに準備をしました
実際に とうもろこし を目の前にした子供たちは
「これ、好き~!食べてもいい?」と口々に言いました(^-^;
「生だから食べられないよ~」子供たちの素直な発言が微笑ましいです
トウモロコシのつぶつぶを、ひとつづつ細かく描いてくれるお子様や、
小学生のお子様には「粒の並び方がどうなっていると思う?」と
観察して頂きました
トウモロコシの葉は、まっすぐな葉脈があるし、ヒゲもポイントですね
それらをアドバイスしながら描いていただきました
アート教室では、身近な植物や野菜をモチーフに用意することが多いです
それは、普段目にするものって、じっくり観察することってないですよね
野菜は食卓に並んだ時には切ってあったり、調理済みなので本来の姿形を知らない事も多いと思います
野菜が苦手なお子様が多い中、描く事でそのモノに興味を持って頂けたら…という気持ちもあります
【8月】モチーフ:畑からの贈り物
知り合いの畑から、かぼちゃの茎と葉ごと頂いてモチーフにさせて頂きました(*^-^*)
教室に入ってくるなり生徒さんは大きな葉とツルを見て 「なにこれ~~!すごい~~!」と喜んで頂きました
大きな葉にはケバケバがついていて、触るとちょっとチクチクするね
って、質感を見て頂きました
【9月】モチーフ:あさり
小さな “あさり” をじっくり見たことはありますか?
貝殻が何層にもなっていたり、貝殻の筋がガタガタしていたり
模様も一つ一つ違いますよね
模様の違いを表現するようにアドバイスをして作画しました
小さいながらも、描きがいのあるモチーフですし
子供たちは口々に「生きてる!!先生、海でとってきたの?」 と質問してきました(^-^;
「スーパーで売ってるのを買ってきました」と答えると、子供たちは生き物がスーパーにいる事に驚いていました
子供たちは動くものに興味がありますね(*^-^*)
子供たちは あさり を触ってにおって
確かめながら形を描いて
塩をふいているアサリを見て塩をふいている所を喜んで描いていました
ひとり、3粒ずつお土産に持って帰って頂いたのですが「夜ご飯に食べた」と報告いただき、嬉しい気持ちになりました
教室では、
- 「こんなのを描きたいけれど、どうなっているの?」
- 「こんな風に描きたけれど、どうしたらいいの?」
そんな疑問を持つ子供たちにアドバイスをしていますよ
まとめ
絵を描き始めたばかりのお子様は
〇絵具を使う事がただただ楽しかったり
〇絵具の何と何を混ぜたらどんな色になる?
赤 + 青 =紫 とはいえ、絵の具の分量によって微妙に出来上がる色は違うので、その色味を楽しんだり
〇絵具の色を一通り使ってみたかったり
〇これを描く・あれを描くって、決められるのではなく自由に絵具を使って何かを描いてみたかったり
そんな気持ちが強いものなのです(*^-^*)
だから私の指導では、絵の具初心者のお子様にはまず 「絵具を使う事を楽しんで頂こう」という事で、それぞれ思い思いに楽しんで描いていただくようにしています
モチーフを目の前にして 「どう描いたらいいのかわからない…」 というお子様が多いです
目の前の物がどんな形をしているのか?
3次元のものを2次元に描くって難しい作業なんだと子供たちを通して知ることができました
なので、私が子供たちの前で実際に手本で書いて見せたり
具体的に 「マルだよ」とか 「おにぎりのような三角だよ」など、説明しながら描き進めています
描き方に、正解も不正解もありません
モチーフそのものを描けなくたっていいし(すぐにうまく描けるわけありませんから)この形で合ってるの?この色で正しいの?って気にせず自分の思うままに、伸び伸びと描いて欲しいと思っています(*^-^*)
アート体験教室では1レッスン45分の間に子供たちは
- モチーフをよく観察する事
- 絵具を楽しく使いながら使い方を少しずつ慣れる事
- 色の混色を楽しみながら覚えて行く事
- 描く事そのものを楽しむ事
これらを体験して頂いています