「お母さんだから」って、制限しなくていい生き方

《お教室業運営の基礎知識》

「お母さんだから」って、制限しなくていい生き方

 

子育て中のお母さ~~ん!!

あなたは《家事・育児》は好きですか?

私は《家事・育児》苦手な事や嫌いな事が多いです

でも、

・女性だからやらないといけない
・主婦だから当たり前
・お母さんだから当たり前

そう思ってやってきたけれど、 何で? って、ずっと疑問でした

 

世間一般の《お母さん像》が私には当てはまらなかった

“お母さんは子供をより良く育てて当たり前“

“お母さんは、家事と育児をして当たり前”

“お母さんは、子供第一で行動しないといけない”

“お母さんは、子供を愛して当たり前”

その、世間一般の 【お母さん像】は、自分にどうしても当てはまらないなって
ずっと思って子育てをしていました

 

お母さんだから。とか、お父さんだから。 ではなくて、私は “一人の人“ として生きて行きたい

でも子育てを通して出会ったママ達は、本当に子供のことを親身に考えているママばかり

・子供の習い事
・子供の将来
・子供の困りごと
・子供と友達関係
・子供の弁当
・・・・

私には考えられないくらい、お母さんは子供中心の生活です

そんなお母さん達の姿を見るたびに

「私はかなり冷めた人間だな…
子供は大切な存在だけれど、そこまで子供中心には考えられない
私は子どもが1日でも早く自立して家を出て行って欲しいと思っているんだけど、それって変かな?」

 

私の子供への愛の形は “子供を生んだ親の義務” なんです

冷たい母親かな?でも、それが私

 

【自分の人生=子育て・孫育て】なんて人生、絶対に嫌だ

って、ずっと思いつつ、努力して一般的なお母さん像を装っていました

 

子供の障害で、普通の子育て以上に
子供との関りを持たないといけない苦悩

長男には自閉症スペクトラム障害があります

その診断後、子供への関わり方を学んだのですが、療育子育てというのは丁寧に手厚く時間をかけて辛抱強く子供と関わる必要があります

 

何事においても “スモールステップ” で子育てをします

 

“早く自分の事をできるようになって欲しい”

“早く家を出て行ってほしい”

早く私が自由にできる時間が欲しいと思って子育てしていた理想を打ち砕かれて、私の子育てへの価値観を根底から変えないといけないことが何よりの苦悩でもありました

 

言葉数もほぼなく、親の問いかけに反応しない息子が
ブロックで遊んでいる横で、私も一緒にブロック遊びをしたり

言葉のキャッチボールのない
楽しくもないおままごと遊びに付き合ったり

苦手な絵本の読み聞かせは、抑揚をつけて読むことなんて私にはできないから
棒読みでミニカーの車種をひたすら読んだり

公園でボール遊びをする方が私の気質には合っているので
息子を誘ってみても、ボールに反応しない・・・

 

苦手な子供との関りをしないといけない生活の中で、やらないといけない環境を続けたことが
いつの間にか自然と子供と上手く関われる自分になり、3番目の子育ては楽~に子供と関わって遊べるようになりました

 

「私、こんなに子供の為に尽くしているのに…
家族の為だけに一生懸命していても、なんだか報われない」

その気持ちはぬぐえませんでした

家庭を守るお母さんとして自分の人生をささげたいって思えなかったんですよね

自分自身の思い込みを外す

“家事育児は女性がするもの”

という価値観にものすご違和感と疑問を持っていたけれど、それは私自身がその価値観を外せずにいただけでした

 

女性だから・お母さんだから

美味しい食事をつくって、自宅をキレイに整えて掃除をし、子供の教育・躾など子育てにつくす

でも私、掃除大嫌いだし、うまくない。
整理整頓も苦手なんだけど、誰もやらないからお母さんがやらないといけないよね
(虫が湧くような汚い家は嫌だからという最低限の理由もある)

 

私、料理は嫌いじゃないけど、たまには手抜きしたいからもっと外食したい

でも、外食すると家計を圧迫するから作らないといけない

毎日買ってきた食事だと、子どもに良くないかな?お母さんの手料理を子供に食べさせた方がいいのかな?

外食ばかりだと味付けが濃くて、塩分取りすぎになるとか、栄養が偏る?

仕事をしていない専業主婦だから、家事と育児をきちんとやって当たり前よね

 

…のような価値観があることが自分へのいら立ちやストレスになるくらいなら
その価値観を持つことを少しずつやめることにしました

 

自分自身が 「こうあるべきだ。こうせねばならない」
って一番思いこんでいるんですよね

 

その自分で自分にしている足かせを、一つずつ外すことにしました

ママの役割の思い込み「べき・ねば」 の足かせを外す

お教室業をを始めて、「これは大変だ!」と思った事は業務の事と同じくらい
家事に手が回らないことに大変だと追い込まれました

 

業務の事を24時間、頭で考えるようになりますから、家事と育児について
時間的にもお母さんの脳内に占める思考の割合についても確実に手薄になります

 

すると、まずは生きていく事が最優先だから、食べることだけはするようにします

掃除や洗濯はあとまわし

食べることについても今までのように料理に時間をかけて作っている暇はないので
簡単な料理しか作らなくなったし、お惣菜を買ってくる頻度もめちゃくちゃ増えました

 

子供の話を聞いたり、学校から配布されるお手紙や連絡帳に目を通したり、学校行事をチェックしたり、子供の習い事のスケジュールや送迎を管理したり、適当にはできないことがあります

子供の宿題確認は手抜きになったし、子供の忘れ物についても、「あなたの自己責任」ということで
お箸や水筒、傘の忘れ物など細かいことへ、子供たち一人一人へ心配する時間はありません

開業1年目は

「仕事も家事も子供への相手も、何もかもできていないし、自分自身の時間が全然ない!」

と、ちょいパニック状態でした

 

そう。すべてを完璧になんて、手が足りないどころか、体と脳が持ちません。

 

できないことや苦手な物へお金を支払って他人に任せる事へ罪悪感を感じなくていい

嫌な事を必死にして、イライラして子供に優しくできなくなるのなら
ストレスのかかる事をやらない選択をするように変えていきました

 

家事や育児についても業務スケジュールとともに管理をする

業務に慣れるためにスケジュール管理をする習慣を身につけると同時に
家事についても、自分がしないといけない家事を書き出して、どの程度の頻度のものかを考えました

 

〇 毎日やらないといけないこと =食事・洗濯・食器洗い
〇 週に2,3度でいいこと =洗濯物たたみ・掃除(人の来る場所。玄関・トイレなど)・買い物
〇 週に1回でいいこと =掃除(普段気にならない箇所。洗面台・階段)
〇 月に1回でいいこと =掃除・買い物(日用品)

のようにです

 

家事の効率化

それぞれの家事の効率化も考えました

・食事・

〇 朝食は基本、パン・ベーコンエッグまたはウインナ―、カップスープと、毎日定番にする

〇 就職の献立を10程度パターン考えて、そのメニューを回す

・からあげ ・カレー ・冷凍餃子 ・マグロ丼 ・焼き魚 ・焼き鳥 ・焼肉 ・焼き厚揚げ ・ラーメン

・野菜は:枝豆、ミニトマト、ブロッコリー、きゅうり

我が家の場合は、子供の好み偏っていたり、子供の習い事で夜自宅で食べない習慣があるので
こんな単純メニューです(^-^;

休日のみ、ちょっと変わったメニューで家族に満足してもらったり
作れない日は総菜・弁当を買ってきたり、冷凍食品のおかずを重宝しています

 

・買い物・

食品は週2日のまとめ買いで、業務のスケジュールに合わせて行く曜日を決めている

日用品は月に一度、まとめ買い

牛乳やパンなどの足りない物は、子供の習い事の送迎ついでに買い足す

 

・洗濯モノたたみ・

週2日だけまとめてたたむ・下着やタオル類は大量に用意している

洋服については、干したものをハンガーで置いておく場所を決めて、そこから服を家族それぞれが取るように改善。たたんでタンスへ片付ける手間をはぶきました

乾燥機を利用して、干す手間を省く人もいます

 

・掃除・

お客様の来る部屋は毎日手入れするが、それ以外の部屋はできる時に掃除する。

お掃除代行を月に1~2度利用する
綺麗にできないストレスを抱えるぐらいなら、人にしてもらって自分へのストレスをなくす方が精神衛生上良かった(^^)

ルンバを利用する人もいます。我が家はルンバを導入しても、子供のおもちゃが落ちまくっている部屋なのでルンバを使える住環境ではない…

 

どれだけ効率化していても、子育てしていると、何かと手を取られることばかりです

その都度「めんどくさいな~」と考えながらやっていたらストレスがかかりますから
メンドクサイと考える前に、さっさと済ませてしまう思考にします

 

仕事と同じく、家事育児に対しても
自分がどこへ一番力を注ぐことが楽なのかを考える

お教室業に対して、自分がどういうやり方だったら苦痛なく、続けることができるのかを考えます

 

家事についても同じです

自分がどのジャンルが得意か・不得意かを考えて力を入れたいところと手抜きしたいところを分けて考えるようになりました

 

私の場合は 休日は美味しい食事を作って家族で食卓を囲もう。平日は手抜きでいい。食べていれば死なない。です

掃除も洗濯も手抜きです

家事に必死になるくらいなら、子供とお出かけをして遊ぶ時間を優先しています

育児について、子供の習い事とお出かけには力を入れて、それ以外の時間はゲームやYouTube動画が子供の遊び相手です

食事中に会話をしたり、お風呂でコミュニケーションをとっているので十分だと思っています

自分が苦痛なく家事と育児と仕事がこなせるように、生活しやすいやり方をみつけて
余計なストレスをかけないことが事が、幸せなお教室運営を続けるために最も大切だと至った考えです

 

完璧主義をやめる

ちょっとくらいできないお母さんの方が、子供が協力してくれますし、私は子供に言います

「お母さんも忙しいから食器洗いできない~!自分でやってくれたら助かる~」
「ゴミ出しは置くだけだからしてきて~」

と、頼む作戦です

子供にできる事はさせた方が子供の生活力が身につきます
朝食のベーコンエッグを子供が自分で焼く練習もしています

 

業務でもよくあることなのですが、家事育児についても完璧を目指してしまいがちな
日本人の気質が自分にもあって、それがストレスを抱える原因になっていました

全てに完璧になんてならなくていいんです

「こうあるべき、こうせねば」

という足かせを外しましょう

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