子供の《通常学級・支援学級》の進路選択に悩むお母さんへ

子供の《通常学級・支援学級》
進路選択に悩むお母さんへ

就学相談を受けたとしても、進路を決定するのは親

特性を持つ子供の子育てをしていると、義務教育である小学校への就学先を
【通常学級・支援学級・支援学校】 のどこに決定すればいいのか深刻な悩みがあります

〇 子供をその環境へ入れてみないと、うまくいくのか、いかないのか分からない…

〇 学年の途中で「やっぱり合わなかったからこちらのクラスへ進路を変更しよう」という手続きができない

〇 子供には通常学級へ行って欲しいけれど、そこで勉強ができるのか?人と上手く関われるのか、
トラブルにどう対応すればいいのか不安

〇 通常学級を選択したものの、不登校になったらどうしよう

のように、イメージ出来ないことに対して、重要な事を決定しないといけないから、どの親も迷います。
もちろん、私もその一人でした

 

我が子の性格や特性をよく理解してくれる人が
「あなたのお子様は通常クラスでも十分やっていけますよ」
って太鼓判を押してほしいと親は願ってしまいますが、子供にとってどういった選択が良いのか、それは誰にもわからないことだから、アドバイスをしてくれる相談機関はあるけれど
決断は親がします

学校や市教委へ【就学相談】もありますが、決めてはくれません

 

私の息子は支援学級へ入学することを決めました。
子供の成長を見ていて今言えることは

【通常学級・支援学級・支援学校】どの進路を選んでも間違いではないし、失敗では決してない!!

子供の就学相談時期や、入学前の時期には、不安を抱えたお母さん方から
・支援学級の進路を選んだ経緯
・幼稚園と学校生活の違い
・放課後デイサービスをどう利用したのか
「知りたい」というお声をいただきます

ありがたいことに、地域の“発達支援センター”では、先輩ママとしてお話をさせて頂く機会が増えました

不安や悩みを抱えた保護者の方からよくご質問頂く内容と、常々私が考えていることを
このブログにまとめています

小学校への進路決定に迷っている方や、もうすぐ入学前という方への参考になる事があれば幸いです

息子を “支援学級” へ進路を決めた経緯

支援学級へ進路を決定した理由は4つです

1 子供の発達検査結果

2 毎日学校で実際に授業を受けるのは子どもである

3 子供自身が過ごしやすい場所は通常クラス・支援クラスのどちらなのか

4 人数が少なく、集中できる環境だと子供は伸びることが分かった

 

支援学級への進路の決め手は就学前の年に受けた発達検査結果です
検査内容が “できる” “できない” ではなく、検査を受ける姿勢に課題がありました

療育ではできている内容が、検査の場ではできないことだらけ…という結果でした
落ち着きなく、着席していられずに検査の途中で検査を終了せざる負えなかったので
結果はDQ46・・・

のように数値は非常に悪かったのですが、普段通い慣れている療育先の慣れた場所で落ち着いてすればできていて、DQ70代の能力を発揮していんたんです

慣れた場所・落ち着く環境だったら息子は伸びしろが十分ある
という事が明確に表れました

 

親の思いは、 “同級生と同じ進路を” と思っていたけれど、実際に学校に毎日通うのは子供です

息子は
●通常学級と支援学級の違いも分からない、
●知的な遅れもあり
●大人数は苦手、大人数では指示が通らない、
●環境に慣れるまでは不安感が強い
●困っていると伝えられない、自分から話せない…

と、課題は沢山ありました

もし仮に、普通学級に通って人の多い中で緊張して毎日を過ごし、指示を聞きとる事が難しくて得るもののない学校生活を6年間送ることを想像すると、私だったら「こんな訳の分からない世界は楽しくない、行きたくない。」って思うだろう

支援学級で支援を受けながら、息子のペースで学習をしたり確実に身につけることができる生活を送る6年間を過ごす方がメリットが大きいと考え、支援学校へ入学することを決めました

もし、息子の性格が、お友達が大好き!みんなと同じ教室にいたい!頑張る!
と言うなら本人の希望通り通常学級に行かせたでしょう

実際に、自分の強い意思を持っているお子様もいました

 

人と違う進路が悲しい

って思っていたけど、それは親の勝手な気持ちだし、私自身が通常学級が上で支援学級が下という偏見の目を持っている見方をしていたらアカン!

子供自身は「支援学級へ入ることは悲しい」なんて思っていません

支援学級の進路を選んだ時点で同級生と息子の発達を比べることを私はやめました

息子に適した進路を選んだだけのこと

 

子どもはあるがままで、何も変わりません

入学前にしてきたこと

息子が幼稚園時代に、支援学校・支援学級の見学をする

現地を実際に見て情報を得ておくことは重要です

 

どんな授業をしているのか?
クラスの雰囲気はどんな感じか?
クラスの児童はどんな様子か?
教室の資格支援は?先生の対応は?
我が子がそのクラスで楽しく過ごせるだろうか?

 

見ておくポイントは様々です

親にとっても未知の世界ですから、実際に見て、可能であれば疑問を担任へ質問しておきましょう

子供と一緒に現地見学をする

入学前健診や、説明会。地域の人が見ても良いオープンスクールや運動会、音楽会などの行事は、
子供へ小学校の様子を見せる良い機会でもありますね

・学校の校庭開放があれば、遊びに行く

・療育で小学校の授業趣味シュミレーションをソーシャルスキルトレーニングを受ける

・絵本を見せて、学校のイメージを持たせる

などを、していました

幼稚園生活と学校生活の違い

幼稚園生活と大きく違う事は何ですか? と、よくご質問頂きます

 

学校は遊ぶ場ではなく、授業を受ける場である です

幼稚園では、外遊び、集団遊び、室内遊び。すべての時間が遊びを通して日常生活をすごしますよね。学校では完全授業の毎日です。

そのほかに

・待つこと
・着席すること
・静かにすること
・時間を守ること
・その場にいること

を求められます

これって、困り感のある子供には難しいよね…って思っていました
通常学級でそんな個人の勝手な事をしていたら、注目の的だし、常に先生に注意されてしまいます…

支援学級のこどもたちは、担任や介助員がついているので、上手に対応をして下さいます

例えば、「こだわりや今の楽しい事を終えたくない!次の授業が嫌いだ」などの理由で行動できないこどもの様子も目にしますが、先生が声掛けを上手に行って誘導して下さいます

 

療育施設をどうする?

未就学児の間は:児童発達支援施設
小学生から18歳までは:放課後等児童デイサービス
と、受給者証が変わります。療育施設によって、どちらの療育も行っているところもあります

息子の場合は、どちらも行っている療育を選んでいたので、小学校へ進級し、デイサービスに変わってクラスのメンバーやカリキュラムの変更はあったものの、施設の場所やスタッフが同じであることが安心材料となって、週4日のデイサービスを利用していました

・学校生活に重点を置くために「デイを1年間利用しない」と決めた家庭
・学校生活で疲れているのでグッと日数を減らした家庭
・子供によっては、クラスの友達の中で自分だけがデイへ行く事へ抵抗のある人もいますし、
放課後はデイではなく友達と約束して遊びたいという場合もある

 

幼稚園の時のように親の決めたところへ子供を通わせるのではなく、子供の気持ちも汲み取りながら、親子で意見を合わせることが小学校生活では多く出てきます

その都度や、学年ごとに見直して療育先とより良くお付き合いをするようにしています

支援学級への認識を変える

支援学級は、=障がい児のクラス という単純な構図ではありません

様々な事情の子供たちが在籍しています

 

本当に、ほんの少しだけ通常学級の学習ペースに合わなくて、疲れきってしまって支援学級のゆっくりしたペースで学ぶ事を希望する子供もいます

障がいと言えるれべるなのかどうかの、超グレーゾーンの子供だったり

入学時には人と一緒に居る事がしんどくて、支援学級で集団に慣れてから
進級時に通常学級へ措置変更する児童もいます

幼稚園時代には、多動が激しく、人の指示がなかなか入らない注意欠陥の強い子供が2年生、3年生と成長するとともに落ち着き、「あの頃の多動は何だったんだ!」と変貌する子供もいます

 

“最初に支援学級を選んだからその道しかない!”
と思ってしまいますが、子供の成長によって、道はどう転ぶかなんて分かりません。

小学校では支援学級在籍していても、中学校では通常学級へ進級する先輩もいました

 

どんな進路選択であれ、高校生になれば同級生はみんなバラバラでに、それぞれの進路を選ぶことになります

息子が“自閉症スペクトラム”だと診断が出たころの私は、子供が支援学級・支援学校へ在籍することも念頭においていて、支援学級へ行くという事は、この子の将来の選択肢は限られてしまうんじゃないか?と、良いいイメージを持っていませんでした

息子を “一年生の間くらいは普通学級へ通わせたい”
その思いで幼稚園生活をして、療育施設にも家庭療育にもめちゃくちゃ熱心にしていました


同級生に追いつけないのはわかっていたけど、少しでも近づきたいと私が必至でした

でも、同級生の子供たちのできる内容が、早いペースで増えていく中で、
息子にも“座れるようにならないといけない” “ひらがなを読めるようにならないといけない” “人の指示を聞き取れないといけない” ”自分で考えて行動できないといけない” ・・・と
考えれば考えるほど、精神的に追い詰められます

 

それは、『支援学級だと、劣ってしまう』 という私の認識があったからです

 

ですが、実際に、援学級の学校生活を過ごしている息子や在籍児童の様子を見ていて

小学生時代の進路がこどもの人生を揺るがすものには決してならない。
子供がどのような才能を持っているのか、どのように育つのかはまだ全く未知の世界なのに、
親が希望を持たないでどうするの?と思うようになりました

小学・中学など学校生活は、ただの通過点でしかありません

苦手な事は多いかもしれないけれど、できていることに着目すると、人より秀でている箇所を持っています

「あれもできない」「これもまだ難しい」と、つい出来ない所へ着目してしまいがちですが、人と比較して育てるよりもこどもの良い所にフォーカスをあてて認めながら子育てをする方が、絶対に精神衛生上良いですよね

 

できるようになったところ に着目して子供の成長を見守るようにしています