発達障害を持つ子供には、生活リズムを親子で考えよう

子どもが高校生になり、放課後等デイサービスのサポートを受けながら通信制高校の授業を受講しています(2024年現在)

私の子供は中学2生の時、不登校になりました

様々な要因はあるのですが、その中の一つに
■拘束時間が長い事
■苦手な取り組み時間の割合が多い事

があります

義務教育の間、子供にとっては集団生活の中で我慢することが多くありますね

発達障害を持つわが子も、苦手なことも頑張ってきたし、みんなと同じ時間割を過ごす(人に合わせる)ことも頑張ってきましたが、さすがに限界が来て 不登校 になりました

現在の高校では、
■拘束時間が短い事(滞在時間は中学時の2/3)
■自分が取り組みたいカリキュラムを選択できること

が、本人にとっては過ごしやすい様子で、毎日自分で登校しています

年齢が大きくなると、自分で生活リズムを考えられるようになる

アトリエいろかさねには、「不登校なんです」「学校へ行きづらさがあるんです」という生徒様もご利用頂いております

「不登校」という事でご利用いただいている生徒様Aさんは、中学2年生から「学校に行こうって自分で決めた」「週3日頑張る」と、自分で学校へ行こうと判断して決め、日々過ごしていらっしゃいます

週3日なら通える、頑張れるという判断基準ができた様子です

子供が不登校となると、親は不安になりますが、学校で頑張るのは子供自身だから
いくら親が子供へ「学校へ行きなさい」と言っても、子供が学校へ行く気持ちがなければ、子供のメンタルも親子関係も崩れてしまいます

それなら、休ませる期間を設けたり、どのようにしたら通えるのか?という方法を本人と決めて、本人が納得するリズム作りをするほうが長い人生において重要だと私は思います

学校生活の年齢が終わると、長い長い【就労】の年齢が続きます

この長い就労の年月を、一般的な 9時~5時の仕事で、週4~5日出来ればそれに越したことは無いけれど、発達障害を持っていると、一般の人の中で同じように過ごすこと自体がストレスなのに、
更に『忙しさ』が積み重なったり、『自分の自由時間』が極端に減ってしまうと気持ちの整理時間が無くなってしまうことが親の私でも予測できます

子どもが “大人になってから、どこにも出られない。” という状態になるほうが私には恐怖です

それなら、学生の間に本人がどういう生活リズムだったら日々過ごしやすいのか
どういう余暇を過ごすと生活が楽しいと思えるのか
どんな働き方や仕事だったら、出来る自信を持てるのか
を、親子で相談しながら考え決められる方がよいと考えています

絵描きあるある「学校の授業中は妄想」や落書きしてばかりいる

発達障害が ある・ない に関係なく、みんなと同じように、同じ時間を過ごすことがどうしても困難な人っていらっしゃいますよね

絵描きあるある(漫画描きあるある)で、学校の授業中は先生の話を訊くよりも、自分の妄想を広げる方が楽しかったり、スキがあれば落書きをするほうが楽しいですね

今日は絵を描きたい気分で、めちゃくちゃ筆も動きそうなのに、学校へ行かなきゃいけないのは嫌だな。という日もある。
私自身が学生時代そうで、学校には通っていたけれど、ほとんどマンガの妄想や、イラストのアイデア考えや下絵を授業中にしていました

だから、「学校の授業よりも今は絵を描きたい!」という生徒の気持ちがよく分かります

学校への行きづらさを持つ生徒様が、アトリエに来てくださる理由は
〇好きな絵を誰も否定されず、堂々としていられること
〇絵が好きという価値観が合う人が集まっていること
〇自分の絵を他人に認められることで、自分の存在価値を認識できること
〇絵を描けない時でも描かずにアトリエで過ごせること
〇学校へは行きづらいが、自宅以外に出られる場所を求めていらっしゃること

があります

そんな人たちが、「アトリエ」という居場所で自分の特技をのびのびと発揮してほしいと思っています

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