子供の成長発達を「他人と比べない」ための3つの秘訣

療育子育て

子供の成長発達を「他人と比べない」ための3つの秘訣

療育子育ては、子供の成長を 他人と比べないことが最も大切です

でも、子育てをしていると

・9か月で歩き始めた  → ・1才で単語を話し始めた → ・2歳でお箸で食べられるようになった →・3歳でひらがなを覚えた ・・・

のように、人よりも早くできることで、「すごいね」と相手を評価したり、評価された母親は優位に感じるものです

お母さんは、我が子が赤ちゃんの時から、常に他人と我が子の成長発達を比べて子育てしています

子供に【障がい】と診断がでると、“我が子はダメな子・出来ない子” の烙印を押された気分になり、落胆します
私がそうでした

そして、同級生と我が子がどれほどの発達の差があるのかを常に比べて子育てをしてしまいます

・他の子供たちは流ちょうに会話をしているのに、息子は限られた単語しか話さない
・他の子供たちは、楽しそうに鬼ごっこをしているのに、息子はルールを覚えられない
・他の子供たちは絵本を楽しそうに読むのに、息子は絵本に反応しない
・他の子供たちは・・・・

比較しては、我が子の良い所へ目を向ける事を全くせず、できない所だけを見て

・できない所を何とかしたい
・何でもできるようになって欲しい
・同級生に追いつきたい

とばかり思って療育へ熱心に通わせていました

その私が、子供を他人と比較しない子育てができるようになった3つの秘訣をあなたにお話します

“できない”と受け止めるより“
できるようになったこと”に目を向ける

私が息子と他人の発達を比べない子育てをしようと、考え方を変えることができたのは、支援学級への入学が決め手となりました

そもそも、授業カリキュラムが通常学級と支援学級では違いますから
比べようのない状況になったからこそ、比べる事をやめることができました

比べたところで、子供にとって良い事は1ミリもありません
「あれもできない」 「これもできない」 って考えていたら気分が落ち込むだけです

子供がきるようになるまでに、《子供が自分で行動を起こすまで待つ》ことは沢山あります

それを、いつまでも“できない子”ととらえるのではなく
“今はその時期ではないんだ”という受け止め方をしています

息子のペースを大事にしようと、子供の行動を待つことや見守ることを始めてみました

待つ・見守る・・・とは言っても、こちらはイライラしますよ
そこをグッとこらえて、口出しせずに子供が自分からどう行動するのかできるだけ本人に任せました

すると、1年過ぎた頃に1年前を振り返ると「これもできてる、あれも出来ている!」と気が付きます

子供の成長が停滞することは無いんだと、1年経った時に実感することができました

そのぐらい、子供が自分でできるようになる期間を待ちます
親の忍耐力がいる作業ですね

他人と比較する行動は、なんて乏しい発想だったんだろう…と、自分自身の反省にもなりました

“こうあるべき”をやめる

学校生活で一番心配になる事は学習に関することですね

・学校に毎日いかないといけない
・勉強についていけないと困る
・高校は行くべき

生き方を多様選べる恵まれた国なのに、圧倒的多数の人が、小学校➡中学校➡高校
という進路をたどっているからそれが正しい道だと大多数の人が思っているし、親自身が他の生きる進路を知らない

だから、障害のある我が子が同級生と同じ進路へ進めないであろう未来への不安があるりますね

私も息子が小学3年生までは、支援学校でもいいから高校へ行って欲しいと考えていました

でも、息子が小学6年生になった今では「学校へ行く事が全てではないな」と考えるようになりました

答えの出し方は一つではありません
選択肢はいくつもあるのに、「これしかない」というのはあまりにも世界が狭すぎる

中学生の年齢からサッカー留学する子供もいます
大人になってから、通信高校へ通っている人だっています
大人になってから資格の勉強をすることだってできます

「学校に行かなければ、子供の人生を揺るがしてしまう」そんなことないと考えています
人生100年とするならば、人生の中で学校生活はたった9年から12年だけです

学校を卒業してからでも、いくらでも学ぶ事はできます

数年間しかない学校生活の中で人生を決定づけるものは何もありません

学校生活では成功も失敗も関係ないし、テストの結果が人生の失敗でも成功でもありません

小学校1年生の時に学ぶ内容が、小学校3年生で身についたなら十分じゃないですか
大人になってから興味がわいたことに対して勉強したらいいじゃないですか

同級生がみんな今できていることに我が子を合わせるのではなく、子供である今の時期にしかできないことを経験してほしいと私は考えています

子供時代にしかできないことは、徹底的に遊ぶ事です

“鬼ごっこ”や“ドッジボール”などの遊びを子供心でできるのは今しかありません

人と比べずに何をするべきか?

他人と我が子の出来る事の違いを比べるのではなく、我が子のもつ “得意な事・不得意な事” を知ることの方が大切だと考えています

そして、得意なことへ、価値を高める行動をすることが大切です

そもそもね、子供が幼い間は、子供自身は他人と自分を比べていません
(子供は分かりやすい“勝ち負け”で優劣はつけますが)

「言葉がつたない」とか「時計が読めない」など、それは親が勝手に比較しているだけです

 「人と比べて勝ちたいと思うこと」や 「他人から子供のことをどう思われているのか気になる」行為は
自分が不自由になるだけなので、やめた方がいいです

  

息子はゲームが大好きなので、「ニンテンドーカードをコンビニへ買いに行く」という息子に
「ついでだから、テッシュペーパーのお遣いをお願いしていい?」と聞くと
「めんどくさいな~」と言いつつも、引き受けてくれました

好きな事や得意な事と掛け合わせて、自分でできる事を少しずつ増やしていっています

子供自身が人と比べるようになる

 “他人と比較することは無意味だ“と、子供の自己肯定感を下げないようにいくら親が対応していても
学校生活って、常にだれかと何かを比較する環境ですし、優秀な子供は目立ちます

思春期になれば、子供自身が自分と他人と比べる時期に入ります

それはその時独特の時期なので、仕方のない事ですが
私が気をつけていることは「あの子はテストの点数がいつもいいわね~」など我が子と比べる評価をするのではなく、「あの子は自分で努力したから良い成績を残せたんだね」と、その子供の頑張りを説明したり、我が子の良い所を客観的に見て
「これは確かに苦手かもしれないけれど、こちらの事はすっごく得意だよね」のように人には人の得意ジャンルがあるし、あなたにはあなたの得意ジャンルがあると説明することや

  • 自分と他人を分離して考えること
  • 自分の道は自分で決める事
  • 人に流されない事
  • 学校という小さな世界であなたの評価は決まらない

こちらを正しくつたえて
お母さんはどんなあなたも大切だという事を伝えるのが大切だと考えています

子供を他の子供と比較しないためには
自分自身も他人と比較しない精神を持つことにもなります

「比較することをやめるなんて、そんな簡単にできないよ」
という方に 大人になっても高齢になっても、柔軟な考え方を持ち
多彩に活躍している和田秀樹さんの本をご紹介します ↓ ↓

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