療育子育て1年目に学んだ 『スモールステップ』
息子の 『自閉症スペクトラム障害』診断後
言葉の通じない我が子にどうやって育児をすればいいのか
分からなくて、手立てを知りたくて
最初にたどり着いたのが
明石市発達支援センター でした(明石市民なので)
まず、電話で相談日を予約します
相談部屋は個室になっているので
デリケートな話ができるようになっています
おもちゃを用意していてくれるので
本人を連れて行ってもいいし
兄妹がいる場合も遊ばせていられるので安心でした
子供のおやつも食べさせて大丈夫でした
私は息子連れでは落ち着いて相談できないので
療育へ行っている間にセンターへ通っていました
相談時間は通常約1時間
相談最初の頃は聞きたいことが沢山あったので
2時間話をさせてもらっていました
子供の様子を話した後
子供への関わり方 『スモールステップ』 への取り組み方を
集中して教わりに行きました
『いっぱい褒める』ことを学ぶためのワーク
一番最初に学んだ事は
子供とお母さん(お父さんでも良し)のいい所を見つけて
いっぱい褒めることを意識するワークでした
普段の生活の中で 人を褒める事ってあんまりないですよね
小さな子供だったら 初めてあんよができただけで
「す~ご~い~~~!!」
って称賛するじゃないですか!
でも大人になると、褒めることや褒められることって
激減 または ない ですよね
発達凸凹な子育てをしていると
困る事やできないことばかりに目がいってしまって
褒めることがほとんどない子育てになってしまていませんか?
それをあえて、どんな些細な事でもいいから
いい所を見つけて褒める練習
いい所を見つける 目 を持つ練習をしました
《ワークについて》
↑ 画像は記入用紙です
この表に記入して『いっぱい褒めるワーク』をしていきます
例えば
褒めた内容 = 息子は帰宅後、すぐに靴を並べた
どのように褒めたか =いつもできるようになったね!
きれいでうれしいわ~
褒められた人の反応 =「こっちもこう、並べるわな!」
と言い、他の靴も並べてくれる
こんな風に、どんなに些細な事でも毎日の当たり前の事でも
できている事やしてくれて助かった行動をしてくれた時に
すぐに褒める ことを習慣づけます
《褒める時のポイント》
具体的に何をしたからあなたを褒めているんだよ
という事を伝えることです
「あなたが ○○してくれたからお母さんは助かったんだよ
ありがとう」
という風に
正しい行動をした時に褒めたり
正しくない行動を我慢できた時に褒めます
言葉だけでは伝わり辛いときは
視覚で分かるように褒めるよいいですよ
っていうふうにね
ハグしてもいいし、チューしてもいいですね
褒めても、子供は反応を返さない事もあるでしょう
私の息子も小学2年生までは
いくら褒めても
返事も反応もない事が多々ありました
正直 褒めがい はありませんでした
でも、ずっと続けることで
本人の自己肯定感は下がりませんし
反応が無くても、
これはしてもいい事なんだ
これはしてはいけない事なんだ
なんだか嬉しい
自分はいい事ができたんだな
と少しずつ学んでくれます
ワークを取り組む最初は、
なかなかいい所を見つけられませんでしたよ
何を考えているのか、何を言いたいのか分からない息子の言動や行動
の方が多すぎてマイナスのことしか目につかなかったから
親側の 見る目・思考 を変えないといけないワークだなと思いました
褒めることを意識して続けること
最初は 意識しないと褒められなかったことが
1年も続けていると、当たり前のように褒められるようになります
子供がほんの些細な事でも進歩していることに気づく事ができます
「(お母さんが言わなくても)自分で気が付いてお風呂に入ったね」
「自分で時間割ができたね」
「パンの袋を開けれたやん!力がついたね!」
って、自分でも褒めすぎちゃうか?!と思うくらい
ほんのちょっとしたことで褒めています
この褒める訓練をしてきたことが
アトリエいろかさねの教室へ来室する生徒さんへ生かせていて
自然と子供たちを褒めるようになりました
保護者の方からも
「よく褒めて頂いていますよね」
と、言葉を頂きました
人の良い所を探して気づく力が身につきました
「わたしなんて…」って
自己評価を低く言いがちなお母さん達にも
「あなたはこんないいところがあるやん!」って褒めていますし
自分自身も「私すごい!毎日めっちゃ頑張っている!」って褒めています
自己暗示法の創始者 エミール・クーエ のコトバ
「日々、あらゆる面で私はますます良くなってゆく」と、
毎日唱えるといいんですって
自分を褒める事
おススメですよ!