イラストを完成作品として仕上げる力を持つ強み
~アトリエいろかさね こどもイラスト教室~
ゲームやアニメのキャラクターが好きで、絵を描き始める子供達は、鉛筆で絵を描き始めますね
鉛筆画は、誰でもそれなりに上手く描けるようになるものです
ところが、「あこがれのイラストレーターと同じように、色のついた作品を描いてみたい!」と思ってペン入れをしたり、色を塗ってみると、自分が思っているように描けなくて
「難しい(>_<)」
「上手く描けないからやりたくない(>_<)」
「せっかく鉛筆では上手く描けた絵が、仕上げるとダメになってしまうのは嫌だ(>_<)」
という気持ちになって、作品を完成できずに済ませている人がものすごく多くいます
鉛筆で上手に描ける理由は
・小さいときから親しんでいる画材だから。(ほぼ100%の人が、小学1年生から学校で使うし、鉛筆を握っている時間は長いですね)
・鉛筆は、微妙にグレーの色味でぼかすことができるので、濃い所と薄い色の濃淡ができて上手く見える。
です
でも、ペン入れ の工程になると上手くいかないのは
・そもそも、ペンで描く事に慣れていない。(鉛筆を使ってきた年数と、ペンを使ってきた年数の違い)
・白黒はっきり表現されるので、鉛筆画の時にできていた カスレ や、
ぼかした微妙な表現を描くことができない。
からです
「アトリエいろかさね」イラスト教室では、この “落書き” から脱出することを最初の目的としています
そして、イラストを習いたいと来てくれる子供たちが、「絵を仕事にしたい」という希望を持つようになったときに強みになるよう、絵を完成させる作業に慣れていてほしいのです
絵を仕事にしようと考えるのなら、鉛筆画がいくら上手に描けても仕事には繋がりません
ペン画や、色を付けるなど、1つの作品が “落書き” ではなく “作品” として仕上がったものを描いていないと仕事を獲得はできません
そして、作品を仕上げる作業工程は、実は根気のいる大変な作業の繰り返し。
鉛筆では10分くらいの隙間時間でささっと描けていたとしても、ペン入れや彩色をすると短くても×3倍の時間がかかります
小学生の間は、その30分間をかけて下絵から仕上げまでの工程を、自分の力だけで、誰に言われることもなく行うことは難しいことです
図工の授業で絵が描けるのは、描く環境にあるから。
ぬりえが得意な子供は、すでに完成された下絵があって、既存のキャラクターを見れば色は決まっているからあんまり考えなくてもできちゃう。
だから、イラストを作品と仕上げる作業は、
- 下絵
- ペン入れ
- 彩色
という道のりがあることを理解して、身をもって体験して知り、慣れていくことが強みになるよう作画へ取り組んで頂いています
元々、「アトリエいろかさね」に入会してくださった生徒たちは、キャラクターやお絵描きが好きな子供たちばかり
習い始めて半年くらいたつと、子供たちは作品が仕上がるまでの道のりがどのくらいなのか、自分で理解できるようになり、どのような作品に仕上げていきたいのかを自分でイメージし、イメージ通り再現できるように考えて作画できるように変わってきますよ