【コミックアート教室】スクリーントーンに挑戦

こどもアート・レポ―ト

コミックアート教室レッスンレポート 2020-09

 

漫画の本を読むようになると、モノクロ原稿を描いてみたくなるものです

モノクロ原稿では“スクリーントーン”という画材を使って色の濃淡を表現したり、柄で絵柄をかわいらしく表現することもできます

モノクロ原稿の作画を説明しましょう

モノクロ原稿を仕上げる工程

モノクロ原稿を仕上げるまでの工程は

  1. 下書き
  2. ペン入れ
  3. 消しゴムかけ
  4. ベタなどの仕上げ(黒色で表現するところを黒で塗りつぶす作業)
  5. スクリーントーン
  6. 仕上げ(ホワイト修正)

この流れです

 

スクリーントーン作業は工作と同じ

スクリーントーンは、フィルム状のものに弱いノリがついていて、自分が作画したイラストに張り付けて模様を表現します

スクリーントーンの使い方は、

・スクリーントーンを張る
・デザインナイフで切る
・イラストに合わせてスクリーントーンをカットする

という工作作業をします

絵を描く技術ではなく、カッターナイフやデザインナイフを滑らかに使う技術が必要です

ところが、絵を描くことが好きでも工作は苦手だったり、細かい作業はイライラするから嫌いだという人もいます

・デザインナイフを上手に扱うにも練習が必要だし
・スクリーントーンを切る力加減を理解するにも練習が必要だし
・スクリーントーンを組み合わせるセンスも色を選ぶセンスと同じように磨いていかないといけない

 

だから、初めての作業で子供たちは“むずかしそう” “めんどくさそう” と、苦手意識を持ってしまいがちなんですよね

苦手意識より柄を選ぶ楽しみを知ってほしい

スクリーントーンを選ぶ作業は、布屋さんで布を選ぶのと同じ感覚

洋服を買いに行って、「どの柄のワンピースを買おうかな?」って選ぶ感覚と同じです

それに、デザインナイフの使い方がなれなくて、切り取る作業に時間がかかったとしても、絵が出来上がって漫画家さんと同じように表現ができた時の達成感と嬉しさは何とも言えないものがあります

自分が描いたモノクロイラストをコピーすると、原稿を本にした時と同じ感覚を味わえてうれしいですよ

スクリーントーンを使うと絵の表現の幅が広がる

スクリーントーンを使うと、モノクロイラストであっても、色を表現することができます

作画する場合はモノクロの画像をどう表現するのか頭の中でイメージを再現する力が必要です

ペタペタ張るだけではなく、スクリーントーンを削る、薄くぼかす、形をカットしてでデザインするなど、様々な技法や使い方があります

〇 新しい画材の使い方に慣れること
〇 一つ一つ技法を身に着けて表現の幅を広げること

『アトリエいろかさね』では丁寧に指導しています

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