思わぬ長期休暇となって子供たちはウハウハです
私が小学生の頃はカギっ子で、こんな長期休暇の時はファミコンがお友達
ビデオデッキはあったけど、自分でビデオをレンタルしに行く事ができない小学生の間は
好きなビデオを見て時間を過ごすことはまだできなかった
でも、今はネットフリックスがあるから見放題だよね
YouTubeに面白い番組が無限にあるから子供たちは 『遊び相手がいなくて寂しい』『時間を持て余して暇』と思う事がないみたい
私は同級生の子供が少ない地区に住んでいたから小学生時代の夏休みは毎日ヒマでヒマで仕方なかったけどな~
という私の子供時代の休暇過ごし方はさておき、お母さんは子どもが長期自宅にいるって困りますよね
特に、困り感のある子どもを育てているお母さんは子どもが学校に行っている間が唯一自分の時間なわけだからそのお母さんのココロを安定させる時間が無くなってしまうって辛い状態ですよね
ただ、もう降りかかってきた事は変えられないので
この休暇を有効にどう使う?と考えることにしました
できる事を増やすために何をするのか本人と一緒に決める
子どもが自分で自分の事ができるようになると
お母さんは助かりますよね
普段の生活の中では、学校や療育通い生活で子供は疲れているので
更に自宅で何かをさせるという課題を与えることが難しいんです
(私も小学生の頃は学校から帰宅したら だらだら~ と過ごしていたちびまる子ちゃんタイプなので
「宿題しなさい、お遣い行って来て、夕食準備を手伝って」ってあれこれ指示されると
「めんどくせー!嫌だ!!」って思っていたタイプです)
だから息子の場合は、何かを取り組みをさせるには学校というストレスのない時に課題を与える方がスムーズに出来るんですよ!!
ちょっとずつ、ゆっくり、ひとつづつでいいから【できる事を増やすこと】+【私が楽になる事】を裏目的として(^_-)息子の生活力を伸ばす取り組みをします
思わぬ長期休暇でウハウハな息子に私はこう提案しました
「学校がお休みの代わりに、勉強をしなくてもいいからラッキーだよね」
→(喜びを共感して息子の嬉しさを持ち上げる)
「ただ、風邪の病気が流行っていることが原因でお休みになったから、あまり外へお出かけして遊びに行けないんだよ」
→(休みと言えどできる事は限られていることを説明)
「こんなに長い休みの間、お母さんと一緒に何か練習できる事はないかな~?どんなことが得意かな?」
→(息子の好きな取り組みを聞く)
で、息子の意見を汲み取って決めたことは
〇 パソコンのタイピングを練習する
〇 お料理をする
この2つです
何を取り組むのか?を決める時のポイント
1.子供が自分から意欲を持ってできること
2.作業内容はハードルを下げたところからする
3.子供とお母さんが毎日取り組んでも負担なくできること
4.短い時間でできること
5.家族や誰かが “ありがとう” “すごいね” “助かった” と認められる内容
【子供が自分から意欲を持ってできること】
本人が楽しいとか、やりたいって気持ちがないと、そもそもできませんし、身につくスピードが違います
息子は「パソコンでゲームをやりたい!」と一年ほど前から言っているんです
パソコンは高価なものだから、与えたけれど難しくて出来なかった。やめた。。。では困ってしまうので
「本気でパソコンゲームがやりたいのなら、ローマ字を覚えてタイピングができるようになったらね」
と、意欲を親に見せることを伝えています
【作業内容はハードルを下げたところからする】
ローマ字を覚える。といっても、書けるようには求めていません
“書く能力”と “覚える”能力は別物だからです
書く事が苦手な息子には、ローマ字だけでなく、日本語や漢字を覚えてタイピングで相手に伝える手法が手っ取り早いんです
料理をする。の取り組みでも、難しい料理を求めません
自分が自立生活をした時に、ベーコンエッグを焼くとか、トマトを切って食べるとか、魚を焼く
など、ごく簡単に調理して食べられるものを作る力があれば十分です
一人暮らしの人口が増えているので、調理が手間な料理は買ってきた方がコスト的にも安く、様々な食材を食べられますから
みそ汁を作れるようにならなくてもいいし、カレーライスを作れるようにならなくてもいいと思っています
お友達と集まったときに焼肉ができる能力があれば、十分かな?って考えています
【毎日取り組んでも負担なくできること】
1回やったから終わり。では能力が身につかないですよね
毎日取り組んでも嫌な気持ちにならない作業・毎日取り組んでも楽しいと思える作業
子どもが楽しく+付き合うお母さんも楽しく続けられることが大切です
【短い時間でできること】
負担のない作業とは言え、新しいことを始める時って “1時間頑張りましょう” ってなるともうやる気なくなります
3分・5分・10分のように少しの時間でできる内容に課題を設定しています
お母さんも毎日1時間付き合うのはしんどいですしね
【家族や誰かから認められる内容】
いつかは本人の為になる課題だとしても、お手伝いをすることで「お母さんは楽になったよ~」
「家族が喜んでいるよ~」 って評価されるとモチベーションが上がりますよね
困り感があるから助けられる存在 ではなく あなたも誰かの為に出来る って存在を評価するってとっても大切です
私は
「ママ忙しいから助けて~!食器洗いはママがするから、テーブルの食器を持って来るだけでも
手伝ってくれたら超助かる~~~!」って、息子にお願いする形でやってもらいます
学校休校で何が困るって、
お母さんが子どもを見ないといけないことだよね
学校休校により、ひとり親の家庭は子どもを誰がみるのか?を問題視されていますが
困り感を持つ子供が24時間長期自宅にいる
というのも、負担は母親にのしかかることがほとんどですよね
私の息子は、今となってはゲームをしていれば自宅で静かに過ごすことが出来るので、特別困ったな~と思う事もなくなりました
でも、息子の年齢が低い時は、自宅で上手に遊ぶ事が難しい性格だったので夏休みなどの長期休暇は
毎日どこへ連れて遊ばせようか?体力を発散させようか?と必死だったから
そんな年齢の時に学校休校…とあれば確実に困っていました
特別支援学校も休校とのこと
そこへ通う子供たちやその親の負担を思うと心苦しくなります
今のところ、息子が通っている放課後デイサービスから休所のお知らせは来ていないので
デイサービスは少人数という点や、困り感のある子どもに急な予定変更は難しいこと、療育を長期止めることは子どもの成長発達に良くないんじゃないか…などの理解も含めて利用できるのかな~?と私はあれこれ想像しています
休暇中の昼食の支度が手間な時は○○をする
子どもが自分でレンジチンして食べられるようになるまでの間は、休暇中の昼食をどうするのか?
って、ホント手間ですよね~
私はそもそも手抜きなお母さんなので、おにぎり昼食がほとんどです・・・
昼食準備のめんどくささの改善+本人が自分でできる事を増やす ためにしていることは
【好きな物を選んで買う】 練習です
息子は
・自分で買いものをする行動そのものが苦手
・商品を “選ぶ” 事が難しい
ので、買い物をする手順を覚える事や、並んでいる商品の中から自分が好きそうなメニューは何かを考えてみる行動をしてもらいました
レジでお金のやりとりも覚えたいですよね
細かな計算なんてできなくてもいいので、指定金額よりも多めに支払って、お釣りを忘れずに受け取って、財布にしまう
または、電子マネーでもいいんです
食事に興味関心の薄い息子なのですが、食べる事は生きていく事なので、自分が美味しい・好きだと思うものを自分で買って食べる能力は必須だし “食事はメンドクサイ” ではなく “食事は楽しい” って思ってほしいお母さんの想いがあります
長期休暇中を子供と過ごすことが負担に感じるお母さん。
私もそう思っているお母さんです
だからこそ、私が楽になるため・私が家を空けていても子供が自分で留守番できるように練習してきました
特性のある子供は特に、少しずつ練習をしないと難しいことばかりです
長期休暇こそ、子供が自分でできる事を増やすチャンスという考え方にして
未来の私が楽になるために、今は子供に付き合う時間だ と、受け止めています