障害のある子育てでお母さんが前向き思考になる3つの秘訣(自閉症児の子育て10年の私が子育てでクヨクヨしないワケ)

障害のある子育てでお母さんが前向き思考になる3つの秘訣~私が子育てでクヨクヨしないワケ~

子どもに『障がい』と診断が出た時に

「私の何がいけなかったのか?」
「妊娠中の私の生活態度に問題があったんだろうか?」
「遺伝的に問題があったんだろうか?」
「あの時頭をぶつけたことが原因だろうか…」

『障がい』となった原因を探したり、理由を考えてしまいますね
診断が出た当初は、考えても仕方のないことだと思います

ただ、何年たっても過去の原因を探して自分自身を責めてしまってストレスを抱えているお母さんがいたんですね

そのお母さんから 『なんでそんな前向きに考えられるの?みんなと同じことができないことが受け入れられない』と私に質問されたことがありました

何で前向きに考えられるのか? についての答えは

だって、起こってしまった現実を変えることなんてできないじゃない
障がいが治るわけではない
んだもの

 

過去ばかりを振り返って立ち止まっていても、何にも良い方向に進めないですよね
それより、どうすればより良く生きていけるのか?何をすればいいのか?何ができるのか?って対策を考える方が前に進めるからです

だから、我が子に障がいと診断がでて精神的に辛い気持ちを抱えているお母さんに伝えたいです
急に考え方を変えることは出来ないけれど、1ミリずつでもいいから自分で意識して前向きに考えるようにしようよ!って

前向きに考える思考の秘訣は3つ
・「まあ、いっか~」のココロをもつ
・今が最も大切な時間
・どん底を経験したのなら、それ以上落ちる事はない

この3つの秘訣があって、私はこういう思考を持つことで子育てする気持ちが楽になりました


明日から急に前向き思考になれるものではなく、少しずつ自分でココロの持ち方を変える癖をつけていくんです
具体的に、どういう思考にするのか説明しますね

「まあ、いっか~」のココロを持つ

子どもが園や学校で、皆と同じような事ができなかったときに、「こうしてほしかったな~」とか、「こうなっていたら良かったのにな~」って、親の希望通りの姿を見られないと「何でこうなるんだろう、何でできないんだろう」と、子供のことで落ち込んだり、悩んだり、責めたりするのではなく

「まあ、いっか~、つぎは上手くいくよ」

のように 「まあ、いっか~」と気持ちを切り替えられる力を身につけると、次第に前向きに考えられるようになります

私も、一つ一つ心のトゲを折るように「まあ、いっか~」を繰り返してきました

●ランドセルの中からぐちゃぐちゃになったプリント類を見つけた時、本当だったら連絡帳に挟んでいて欲しかった気持ちがあることを抑えて、「まあ、いいよ…読めるから」と妥協する
●授業参観の時、クラスの発表会で頑張って発表したものの、声が小さすぎて全く聞き取れなかったときは「まあ、いっか~。発表する事はできたんだし、次にちょっと声を大きくしよう」って次回に期待する
●同級生が公園で遊ぼうと誘ってくれているのに、苦手意識のある息子は行きたがらない様子を見て、「一緒に遊べなくても、まあ、いいよ」と諦める

様々な「まあ、いっか~」を言って来たし、今でも二つの指示を同時に出すと、必ず一つは忘れている様子を見て、「1個忘れてるけど、まあ、後でいっか~」のような小さな「まあ、いっか~」は毎日あります

期待しすぎるから、子供が上手くできなかった様子を見て落ち込んでしまうんです

それなら今すぐに何でもできるようにならなくてもいい
年数を重ねてできることが増えればいい

という思考に切り替えて「まあ、いっか~」と、子どもの行動を許すことや、ゆっくりでもいいよと認めると、お母さんの気持ちが楽になります

子どもの事だけではなく、自分自身にも「まあ、いっか~」のココロをもつと、更に楽になりました

●子どもと一緒に関わって遊ぶ時間の方が大事だから、部屋の掃除ができていないけど「まあ、いっか~」
●子どもの幼稚園や療育送迎で忙しくて、夕食が手抜きだけれど「まあ、いっか~」

ゆるゆるの子育てとゆるゆるの家事をしています

それも、「まあ、いっか~」です

“今”が最も大切な時間

人が不安な気持ちになるのは、過去の過ちを悔やんでいる時と、未来を予測できない時です

私自身も、息子に自閉症診断が出て、子どもの成長を「うちの子にはうちの子の道がある」と割り切れるようになるまで5年かかりました
不安な気持ちを乗り越えて、前に進むためには辛い現実を一度受け止める作業が必要なんですね

5年間の間は、いつになったら同級生と同じように成長するんだろうってずっと成長を比べていたし
“もし、障がいがなかったらもっと子育てが楽しかっただろうな” とか
“障害がなかったらどんな会話を楽しめたんだろう”って、タラればな事ばかり考えていました

人間は、辛いことを受け止める勇気を持つ方が難しい生き物です

だから、ネガティブに考えてしまう時って「あの時こもっとこうしていれば良かった」 
「あの時あんなことをしなければ結果は違っていたかもしれない」
そんな風に、無意識のうちに過去を嘆く事ってありませんか?

何年たっても過去を悔やんで、悩んでいるお母さんもいらっしゃいます

いくら過去を悔やんだって起こったことは変えられないんだから
過去にとらわれない・過去に縛られない・現在が一番大事だという事に自分で気づくしかないんです

また、「子どもの将来が不安」「子どもが一人で生活できるようになるなんて考えられない」「親が亡きあとはどうなるんだろう」って未来が心配だという話も、障害のある子どもを育てているママ友達とよく出る話題ですが、正直未来はどうなるのかなんて、予測できなですよね

子どもがどの程度自分でできるようになるのかなんて分からないし、福祉制度だって変わります


予測できない未来を不安に思って自分のココロを疲弊させてしまうより
“今” 自分は子どもの為にどうするのか? を考えて行動することが最も大切なんです

今日の一日を毎日積み重ねて、スモールステップで進めることで、1年経った時に振り返って見ると子供の成長を実感することができるんです

だから私は、今日・明日・1週間のように、直近の日々をどう積み重ねようか?を重視しています

子どもも大人も老人も関係なく、未来は何が起こるのか分かりません
明日事故にあって死ぬかもしれないし、大震災が起こって大変な事になるかもしれない
なのに、予測できない未来の心配ばかりしてココロを病んでしまっては、今を楽しめないですね

過去にとらわれず、未来に不安を持ち過ぎない事です

どん底を経験したのなら、それ以上落ちる事はない

子どもが障害と診断されたときが、人生最大のどん底状態ではなかったでしょうか?

私はそうでした
自分自身の人生どん底の経験はあったけれど、その底を乗り越えて今があります

でも、我が子の障がいとなると話は別です
子どもの人生を揺るがしてしまい、親には変えてあげることの出来ない事実ですよね

そんな不安な毎日の中で、子どもを療育へ通わせたり・専門医を訪問したり・相談センターを利用したり・少しずつ行動しているお母さん達は、底からすこしずつ這い上がっている状態です

そうして日々を過ごしながら、子どもの特性を受けとめたり、社会の中でどう生活していくとより良いのかが、だんだん分かってきます

あのどん底よりも底へ落ちる出来事なんて、もうありません

ココロは落ち込んだり、晴れやかになったり波打つことは多々あるけれど、最高のどん底を既に経験しているのだから、「あの時のショックな気持ちに比べたら大したことない」と思えます

前向き思考になる3つの秘訣

  • 「まあ、いっか~」のココロを持つ
  • 今が最も大切な時間
  • どん底を経験したのなら、それ以上落ちる事はない!

を持つことで、辛いことや悲しいことが起こっても、「平穏な生活を送れているじゃない」 「美味しいご飯が食べられているじゃない」 「休日には遊びに出かけて気晴らししよう」 「生きてさえいられるのなら、どんなことがあったって大丈夫」だと考えられるようになって、楽になりました