絵を描く作業は自己決定の連続
『絵』は答えのないジャンル
同じ絵を見ていても、見ている人によって “好き” か “嫌い” が違います
人によって “かわいい” や “かっこいい” の基準が違うので、子供たちに絵を教えるときには
「自分が描いている絵を一番大好きになって、かわいいとか、私って上手い!という気持ちを込めて絵を描いてね」
と、伝えています
それでも描いていると
〇このポーズおかしくないかな?
〇キャラクターの瞳はこれでいいかな?
〇この色でいいのかな?この色の組み合わせはヘンじゃないかな?
と、悩みが発生します
上手く描きたいけれど、どう修正したらいいのかが分からなかったり、自分に自信を持てなかったりするんですね
そういう生徒が困っているときに、講師の私が具体的なアドバイスをしたり、「自分が “いい” と思っている感覚を信じて、まず描いてみようよ!」と声をかけます
自分が「これで良し!」と思える感覚を身に着けることはとっても大切
絵は誰かに描かされるものでもないし、誰かの指示で完成させるものではなく、自分が “こう描きたい” と湧き出てくるものをカタチにする作業だから、講師が「こう描きなさい、こう塗りなさい」と指示してしまうとそれはもう本人の作品ではなく、作業で完成した作品になってしまうんですね
子供たちを見てきて思うことは、「自分はどうしたいのか?を考える経験が少ないんだな」と常々感じます
親に言われたことをする。習った学習の答えが正解になるように考える。
その作業が日々の中で、普通ですよね
でも、絵は「私はこう描きたい」「私はこう考える」「私はこういう表現をしたい」と自分の考えていることを描きだす作業なので、“考えて決める”という作業がとっても重要になります
だから、私のアドバイスの仕方は生徒の気持ちや考えを尊重して、どうしても悩んでしまうところをちょっとお手伝いする
という方法をとっています(^^♪
コミックアート教室の詳細はこちら → ★★★