小学生向けデジタルペイント練習開始~明石・コミックアート教室~

小学生向けデジタルペイント練習を開始!

 

絵が好きな子供たちは、デジタルペイントに興味を持っている人が多いですね

デジタルは私が子供の頃になかった【新しい画材】の一つ

子供たちが普段見ているイラストや漫画作品たちの多くがデジタルで作画されたものだから、「アナログじゃなくてデジタルで絵を表現したい」と思うようになるのは自然な流れです

 

そこで、「アトリエいろかさね」でも子供向けにデジタルペイント練習を導入しています

使用するアプリは【アイビスペイント】

ペイント系アプリの中で一番人気のアプリを使用します

 

子供たちがデジタルペイント練習を始める場合は、まず絵を描くよりも

  1. 操作方法を覚える
  2. 操作に慣れる
  3. レイヤーの仕組みを上手く利用する思考回路を持つ

これが最初に抱える課題なので、基礎から丁寧に教えます

 

操作方法を覚える

様々な機能が搭載されていますが

最初は何をどう使えばいいのか分からない子供たち。

基本的によく使うものだけを説明します

・ブラシ
・消しゴム
・塗りつぶし
・レイヤー

これが使えればひとまず絵は描けます

一度に多くの機能を教えても、混乱するのでまずは基礎ツールを使いこなせるようになって、描きながら少しずつ複雑な機能をアドバイスすると子供たちはすぐに操作を覚えます

 ←描きたい絵を【トレス】して、

・線画
・彩色
・背景を合成

して完成させました

描く事・修正が簡単であること・レイヤー枚数を分ける事・背景を入れるとイラストを簡単に演出できる事

を楽しんでいただきました

操作に慣れる

ペンタブ一本で 「ペン」「消しゴム」「定規」「彩色」を行いますから、アナログで描くときは道具を持ち替える作業をしていましたが “タップする”という行動に変わります

最初はこの行動に慣れず、「どこの機能を選択したらいいんだったっけ?」と戸惑うのですが、赤ちゃんの頃からスマホに親しんでいる子供たちは、抵抗なくサクサク作業をする子供ばかりなので、
30分ほど触っているとスグに慣れます(大人の方が慣れません)

 

 

←描きたい絵を画像読み込みし、【トレス】して作画練習をします

線画をどのように描くと色を塗るときに効率よく作業ができるのかを考えた線画を描きます

色に影をつけるときには、新しいレイヤーを使うことや、こだわった瞳を描きたいときにはどういうレイヤーの使い方をしたらいいのかを子供たちに分かりやすく説明します

レイヤーの仕組みを上手く利用する思考回路を持つ

アナログで描いてきた人がちょっと戸惑うのがこの“レイヤー”

慣れれば作業効率が便利な機能なのですが、“レイヤー”は絵を描く作業の構造を分解してパーツごとに分けて作画を行うので、自分が描きたい絵をどのようにパーツ分解すれば楽に描けるのか?

は、何度も使ってみてやっと自分なりの使いやすいやり方が身につきます

使用するレイヤー枚数に決まりはなく、絶対にこういう使い方をしたら楽だよ!という決まりもなく、自分で使いやすさを探りながら見つけるものなので、教室では

〇瞳

〇顔と体

〇ヘアスタイル

〇背景

の4つに分けて作業をしてみよう

と、伝えるようにしています

 ←髪の毛の濃淡を表すためにレイヤーを2枚使って髪の毛を彩色。

背景を描くために背景専用にレイヤーを使うと、キャラクターに絵を描いてしまうことを気にせず背景画を描ける便利さ

 

デジタルで描くだけでは絵が上手くなるわけではない

注意したいのは、デジタルペイントは

  • 修正が簡単
  • 色が簡単に塗れるのでなんだか上手く描けた気分になる
  • 加工次第で上手く描けていない所を誤魔化せる

 

だから、デジタルペイントをしていると、自分の絵が上手くなったと思ってしまいがちなのですが、残念ながら絵はそんな簡単に上手くなるジャンルではありません

 

絵のプロになりたいのであれば、ある程度の基礎画力を身に着ける努力は欠かせません

 

デジタルペイントは修正が簡単にできてしまうので、何度でも自分が納得いくまで書き直しができます

ということは、自分が納得する絵がどのレベルのものなのかを頭の中でイメージできる力が必要だし

絵の違和感に気が付くことができるように、“ものを観る力” を持っていないとデッサンの狂いのない絵は描けません

子供たちには、「デジタルはあくまで画材の一つに過ぎないよ。絵が上手くなるためには

・手で人物を描く練習を続けたり
・光と影の表現を理解したり
・色の組み合わせを考えたり

そもそもの基礎ができてこそ新しい画材で表現できる絵の幅が広がるものなんだよ」

と伝えています