【ママのお教室業1年目の悩み解決】お客様目線を持つ
お教室業を始めた当初の私は “自分の能力を生かして生徒さんに技術を教えてあげたい” という強い想いがありました
“お客様に自分のサービスを提供してお金を頂くために誠心誠意、私が持てる最高の技術を提供して良い作品を作って帰って欲しい”
のように、私は技術だけを一生懸命伝えようとしていました
すると、「先生にはできるのかもしれないけど私には難しいし…」と描く事に抵抗感を持つ生徒さんがいました
「大丈夫だよ!ゆっくり説明するからできるようになるよ」と話をしても、本人に抵抗感を持たせてしまっては先に進まないんです
私がいくら「大丈夫だから、簡単だから」と説得しても、初心者の生徒様には簡単ではない事って沢山あります
“自分の持てる技術を提供さえすればお客様は喜んでくれる“ と思っていた私の考え方は打ち砕かれ、考え直すことになりました
【お客様目線】とは、相手が何を求めているのかを考えることだったんです
お客様が何を求めているのか?【お客様目線】を一生懸命考えていました
具体的には
・お客様の悩みをどう解決できるのか
・お客様にどう説明すると分かりやすく伝えられるのか
・お客様が楽しめるのか
・お客様が癒されるのか
・お客様がまた来たいと思えるのか
お教室業では、技術を提供するのは当たり前のことです
同じサービスは世の中にいくらでもあるからです
だから、技術以外の点で気配りや配慮などの【付加価値】を提供することが大切です
お客様目線とお客様の要望を何でも聞き入れることは違う
間違ってほしくないことは “お客様目線に合わせること” と “お客様のいう事に合わせること” とは違うということ
開業初期は特に、自分の発信からお客様が来てくださると本当にうれしいですよね
だから、お客様の要望にできるだけこたえようとしてしまいます
お客様が離れてしまうことを恐れて自分の意にそぐわない事を何でも聞き入れてしまうと、そのお客様とお付き合いすることがしんどくなってしまいます
できる事は対応したらいい
でも、できないことは断る勇気がいるし、一人の意見を聞く事でその他のお客様へご迷惑になるようであれば、意見を聞き入れない判断も必要です
私はお客様の要望を何でも聞くのではなくて、“お客様から頂く代金以上に与えられる付加価値“を考えるようにしました
例えばお客様の好きな音楽を流したり、お客様が面白いと言っていたマンガや映画を実際に見て感想を話したり、
話を聞いて欲しいお客様には親身に話を聞く立場にもなります
その、小さな気遣いや生徒様との関りの積み重ねで喜んで頂きます
実際に接客しないとお客様の求めているモノは何なのか分からない
自分が提供しているスキルを求めてくるお客様が、どんなことを期待して来室して下さるのかは、接客を続けないと分かりません
自分はサービスの専門知識があっても、人に教える知識については初心者だし、初めて来室する生徒様のことは全く知らない素人です
「Aさんにはどう説明したら生徒さんが上手く掛けるようになるのかな」
「Bさんにはどう見本を示したら分かりやすいかな」
「Cさんにはどんな提案をしたら喜んで描けるかな」
「Dさんにはどんなタイミングで声をかけたら邪魔にならないかな」
一人一人に対して考えます
凄腕の医者や人気の塾講師は、最初からその道でスペシャリストだったのではなく、そうなるにはこれまでに積み上げたものがあるからスペシャリストになれたんです
資格や技術を持っているだけで素晴らしい先生になれるわけじゃなく、多くの人と接することで人に教えるスキルが身につきます
開業当初は来室して下さるお客様一人一人に緊張しますが、常に勉強させて頂いているという気持ちで自分の学びとして対応してきました
開業初期は、お友達や知人に来てもらい実績を積む
「接客の実績を積みたいけれど、なかなかお客様に来ていただけない」
これが開業初期の悩みですね
私は開業前、お友達に無料でサービスを提供していました
1度めは無料で受けてくださった方も、さすがに無料は申し訳ないと思うのが人のココロと言うもので、もう一度来室したいと言って下さったお友達には材料費のみ頂く形でサービスを提供していました
〇お客様がどういったところでつまづくのか
〇上手くいかない時、お客様にどう伝えたら分かりやすいのか
という点において、実際にお客様に接客する経験は自分への学びになったし、友人だからこそこちらから「分かりにくい所はある?」「もっとこうだったらいいのにという事はある?」と聞く事も出来ますね
接客していた時の様子や作品の写真も、開業時に画像素材として役立ちました
画像素材は大量にあった方が便利です
実際にお客様に接客する経験はお金には代えられない自分への学びになりました
個人のお教室は、一人一人との細やかな関りが売り
一人一人のお客様の事に、細やかに配慮して接客できる強みが個人のお教室にはあります
大手では一人の方のお話を親身に聞いたり、細かな指導まで行き届く事はできません
一人一人のお客様と丁寧な関りを続けることで、より良くお付き合いを続けてずっと通って下さるお客様を一人、また一人と増やしていく事が個人のお教室業のする接客です
「おんなじスキルを持つ人は大勢いるけれど、あなたがいいのよ」と言って下さるお客様と継続したお付き合いを続け合える関係性をあなたの魅力でひきつけ、築きましょう
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お教室業を主催するママはビジネスの本質を知らない人が多すぎるのでお伝えします