主婦脳からの脱却~時間の使い方を自己管理する~
ママのお教室開業を始めた頃は夢いっぱい
「どんなレッスンメニューを提供しようか?」
「どんなサービスでお客様に喜んでもらおうか?」
自分の得意とする技術を提供する内容を考えることは楽しい時間ですね
楽しい時間とはいえ自営業の経営は教室運営をどのようにしようかと、休みなく頭を使い、考えています
でも、ママが経営するお教室業では、使える時間には限りがあることばかり
〇 家族の為に使う時間
〇 子供に割く時間
〇 家事の時間
自分のことは後回しにできても、絶対に後回しにはできない時間があります
「子ども3人育児しながら、どうやって時間のやりくりをしているの?」と友人から聞かれたので、そういえば私も開業当初は【家庭時間】と【仕事時間】の “脳” 頭の切り替えに苦労していた事を思い出したので、質問を受けた友人に答えた時間の使い方の内容をまとめます
何となくしている事はやめる
まず、自分の時間の使い方を見つめ直すことから始めました
今自分がしている行動は何に結び付いている時間なのかを紙に書き出して考えてみてください
〇 自分の娯楽の時間(体を休める時間・楽しみの時間・インプットの時間)
〇 家族と過ごす時間(食卓や外出)
〇 家事(日々の家事)
〇 子供と関わる時間(子供とのスキンシップ・習い事の送迎・園や学校関係)
〇 仕事の時間(接客・教室準備・ブログ発信)
〇 仕事につながるためにしている時間(読書・YouTube)
書き出した事柄の、自分がしている行動にすべて意味づけをします
その中で何にも結び付かない時間の使い方はしないようにしました
例えばそれは
- 友人との無駄なランチや集まり
- ぼ~っと見ているだけのテレビ
- 何となくスマホを触る
などです
ほんの数分から数十分の“何も結びつかない時間”を“意味のある時間”に変える意識をするだけで、少しずつ時間に関する意識が変わってきます
優先順位を考える
時間の使い方の優先順位も考えます
1:今すぐすべきこと(どんなにめんどくさいことでも、今すぐすべきことはあとまわしせずに向き合います)
2:毎日やらないといけないこと
3:1週間以内に終わらせればよいこと
4:1年後でもいいこと(片付いていない棚の中の整理整頓とか)
優先順位をつけることは、ママには大切な事です
なぜなら、子どもの都合でこちらが思っているようにスケジュールが進められなくなることがあるから
熱で保育所を休み、病院と看病に1日潰れることだてあります
急なケガや体調不良、天候の急変で呼び出されることだってあります
そんな時、今すぐすべきことや早めに済ませておきたかったことを「明日でいいや」って残していたら、気が気ではなくなりますよね
本当はやらないといけない事だとわかっていても、人はめんどくさい作業や、自分の苦手な事だとつい後回しにしてしまいがちです
それを、めんどくさいことでも今しておくべきことは後回しにはしない癖をつけるようにしました
また、つい目の前に見えていることが気になってしまって、目に留まったことからやってしまう
例えば自宅の散らかっている所が気になって掃除を始めてしまったり、ついテレビをつけていたらワイドショーを見てしまっていたり、ラインが入ってきたからスマホを触ったら結構長い時間スマホを触ってしまっていた…なんてこともよくあることです
人は、楽な方に走ってしまいがちですから、自分で意識して「今すべきことは何なのか?」優先順位を決めて、順位ごとにこなしていきましょう
隙間時間を効率的に使う
【まとまった時間でするべき仕事】と【隙間時間でできる仕事】
【家族がいる中でもできる仕事】と【一人の時に集中する仕事】を分けます
→ ブログを書く作業は、一人で2時間パソコンに向かえるまとまった時間がある時にする
→ Instagram投稿・メールチェック・連絡事項・写真の加工作業は5分位の家事の隙間時間でできたり、子供と関わりながらでも出来ること
のようにです
悩む時間を削減する
「どれにしよう・どうしよう」と無駄に悩まず、即断即決 または 悩むのは10秒 または 悩むぐらいなさほど重要ではないからやめると決めておく のように意識しています
例えばスーパーへ買い物へ行って、買おうか買うまいか…100円単位で安いか高いか…と迷っている時間がむだなので、やめました
夕食の献立に悩む時間も無駄なので、1週間のメニューを決めておくとか、冷凍食品のストックを常に用意しておくなど、家事を上手に省ける工夫を自分なりに考えました
ながら作業でできることを増やす
“2~3品の料理を調理しながら子供の様子を見守る”
のように、複数のこと同時処理することは、ママの得意分野ではないでしょうか
私はこの家事の時間を学び時間に変えました
YouTubeでは、ビジネス発信や、本を10分解説しているチャンネルが多くあります
自分が有益だと思える人の発信を洗濯物を干しているときや、料理中など、耳が開いているときには耳も使うようにします
便利な時代ですね
まとめ
お教室業はフリーランスで働く働き方だと私は考えています
フリーランスで働くということは、自分でお仕事を取ってこないと仕事がないという事です
お教室業は提供する技術を持っているからと言ってお客様が集まる訳じゃあありません
私たちがするお教室業だけではなく、飲食業界でも商品販売業界でも、どんな業種でも【集客】が一番の課題
会社では《営業》という部署があり、営業専属の職員がいるわけですが、私たちお教室業を経営する者は、自分で営業をしないとお客様に知ってもらう事すらできません
自分のサービスを提供する前に、《営業》の仕事にも時間を使う必要があります
「営業は苦手」
「営業なんてやったことない」
「どうしたらお客様が来てくれる教室になるんだろう」
その解決のために必要な仕事として、ブログなどのSNS発信を続ける事が大事になってきますが、継続して発信を続けることは、どれだけ労力が必要なことでしょう
自分が提供するサービスは、自分が好きな事だからのめり込んで技術を学んできたけれど、【集客】の為のSNS発信なんて考えたこともやったこともない、全く無知のド素人
0から勉強するために、新たなジャンルの知識を入れるために脳と時間を使うわけです
ブログを毎日発信するためには
- ブログのネタ収集の為にインプット作業
- 文章力を身につける
- インターネットの知識を得る
など新たに学ばないといけないことが増えて、超多忙!!になります
1日の中でダラダラ過ごす時間の使い方をしていたら、いつまでたっても経営を前に進められないことが分かりました
私自身、この事に気づけたのは開業2年目を迎えた頃です
「自営業で働くって、集客って、こんなに知識が必要な事だったんだ。お客様が集まっている同業者は、キラキラしたお教室レッスンの様子を発信しているけれど、裏ではこんなにも働いていたんだ」という事を、自分でやってみて分かりました
会社にやとわれて働いていたことがどれほど楽だったか
ただ、与えられた仕事をしていてお給料を頂ける環境がどれだけありがたいことだったのか
フリーランスで働いて初めて雇われていることが恵まれていることだったと知りました
主婦の気楽な考え方でお教室業を続けることは難しい理由がここにあります
だからこそ、『自分は何のために・誰のためにお経失業という働き方を選んだのか』信念がないと続けられない業種なんです