コミックアート教室
レッスンレポート=2020・03=
アトリエいろかさねのコミックアート指導は
〇 自分の描きたいものがある時は自由に描く
〇 描きたいものがあるけど、どう描けばいいのか分からない時は
その都度アドバイスをしています
〇 「何を描こうか???」と、迷っている場合は提案しています
〇 描きたいキャラクターがいる場合は
アドバイス付きでキャラクターが描けるように練習します
生徒さんのレッスンの様子を解説します
人間の体・手・足を描くって難しい
ゲームキャラクターを描きたい生徒さんです
ゲームキャラクターたちは、衣装が華やかカッコいいポーズをしてくれていて、
「こんな風に描きたいな~」と、憧れを持つものですが
小学生の生徒さんにとって、2つの難点があります
〇 人間の体をどう描けばいいのか分からない
人間の体を上手く描けるようになるには、頭・クビ・胴体・手・足などのパーツがどのようにつながっているのかを頭でイメージできるようになると、スラスラ描く事ができます
キャラクターの顔を描く事が得意でも、いざ、体を描こうと思うとすっごく難しいんですよね~
描いてみると、手の平が小さくなっちゃったり、腕の長さが長くなってしまったり、足が短くなってしまったり…
頑張って描いてみても、バランスの悪いキャラクターになってしまうと、描く事に抵抗心がついてしまうんです
そこで、教室では私が手足の長さはどのくらいがちょうど良いのか・どのように体は繋がっているのか?
を、一度裸の状態の人物を描いて解説しています
〇 細かくて複雑な衣装の構造がどうなっているのか分からないから描く事が難しい
ゲームキャラクターたちの衣装は華やかで、飾りがたくさんついていて描きがいがあります
ですが、そもそも描く時に、服がどのような構造になってキャラクターが着ているのか?
を知らないと体に対してアンバランスな服の状態になってしまいます
・人間の体の上に、服を着ていること
・描く事が難しい服は、自分なりにアレンジして描きやすいように変えてみる
など、アドバイスをして完成させました
初心者の生徒さんに伝えていること
体験レッスンへ来てくださった生徒様です
体験では、自分の好きなように描いていただいています
ほとんどの小学生が普段描く絵は
“起立ポーズのキャラクターを描く”
“鉛筆で絵を描く”
というのが普通です
ですから、キャラクターにポーズを付けることや、どんな服を着せるのかファッションイメージをしてもらうこと、手や靴までどのように表現するのかを考えてもらいます
また、教室では鉛筆画で終わらず “ペン入れ・着彩” 作業をして、イラストとして完成した作品を作画しますので
画材を使い慣れてもらうことや、ペラっと2次元のキャラクターに立体感を持たせるような色の付け方をアドバイスしています
どんな生徒さんも、半年ほど通うと、最初の頃より格段に上達していきます(*^-^*)
鬼滅人気☆
小学校では『鬼滅の刃』が大人気です
息子の通う小学校には《コミックアーチスト》というクラブ活動があるのですが、その作品発表を見に行った時には、9割の子供が『鬼滅』のイラストを描いていました
自分の好きなマンガの絵を模写して描く事にはまっている生徒さんように、教室にはジャンプのカラーページを保管しているものがあります
イラストの模写をするだけでも、作家さんがどのように色の表現をしているのか?と研究できますし、刀のデザインなど、細かい所まで描く事がどれほど繊細な作業で大変か?
実際に自分が描くことでプロの凄さを分かりますね
また、1枚の用紙の中に人物を1人描くだけでも苦労するのですが
2人・3人……と人物を沢山描く事がどれだけ大変な作業か!
実際に描くことで、プロのイラストが1枚仕上がるまで何時間もかかる事を理解できます
小学生の間は、1時間集中すると疲れてしまって、完成されたイラストを仕上げることって
途中で飽きてしまったりしてけっこう難しいんですよね
でも、教室では“描きに来ている環境” “他にも書いている人がいるから触発される環境”
なので、頑張れます
また、生徒さんからは「コピックマーカーの色が豊富にあるから色を選べて楽しい」という意見を頂きました
描きまくって一つ一つ上達していきましょう
マンガのイラストと一言で言っても
・人物デッサン(人体構造の理解)
・服の構造の理解
・色彩センス
・コピックマーカー(道具)の使い方と技術
・作画アイデア
と言うように、頭で考えて実際に描いてみて、道具を使い慣れて少しずつ絵は上達していきます
でも、マンガが好き♡イラストが好き♡ という気持ちがあるからどんな作業も楽しめますし
イラストが完成した時には達成感を味わう事ができます
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