自分のお店をするために、どんな「想い」がありますか?
お教室を始めた当初の私は 「好きな事が仕事となって収入を得たい」と考えてスタートしました
最初はそれでもいいんです
▶ただ、パートとして働くのは嫌だ
▶自宅で自分のスケジュールで働きたい
▶お金を稼いで家族で豊かな生活を送れるようになりたい
最初はそんな理想や野望でもいいんです
でも、ビジネスはお客様へ価値を提供してその対価としてお金を頂きます
たった一度だけ、価値提供でお金を頂けるわけではありません
年月をかけて、お客様との信頼関係を積み重ねて価値を提供していくものです
そのために必要なのは 自分がどんな 『想い』 でビジネスをしているのか を持っていないと、お客様にファンになってもらう事はむずかしいしんです
- お客様に愛されるお店・会社となること
- お客様に愛されているから、商品を買って頂けること
- お客様が待っているから、提供することをやめない事
お教室を続けて3年目に、私はその事に気が付きました
400円のマグカップで4000万円のモノを売る方法
というタイトルの本に興味を引いて、読んでみました
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この本には、
- ビジネスを始めようと思っている
- ビジネスを始めて間もない
- ビジネスって何?
そんな、初心者の方にも読みやすくて、世の中のビジネスがどういった戦略で成り立っているのかが
2人の中心人物のストーリーで書かれていました
経営に苦しんでいる喫茶店を経営する店長主人公と、お客様として訪れる凄腕経営コンサルタントが出会い
店長とコンサルタントとの会話の中で、ビジネスの知識が全くない主人公が世の中のビジネスモデルの話を聞いて
経営について学んで成長していくお話です
2人の会話のやりとりで、ビジネスモデルを知ることが出来るストーリー仕立てになっているので
ビジネス初心者にもわかりやすく読みやすい本です
その本に書かれていたビジネスモデルをご紹介するとともに、私も実感していたビジネスをする上で大切な事は
「自分がお店をすることへ、どんな想いがある?」そう問うている場面がありました
ビジネス初期には気づきにくい点ですが、大事な事ですので、この記事を読んでいるあなたの気づきになれば嬉しいです
ハチミツ屋が宝石店よりも儲かる?!
とあるハチミツ屋は、テレビショッピングで1個980円の国産ハチミツを販売していました
しかも、「3つで2000円でお得です!」と、販売していました
普通で考えたら、「それで何で儲かるの?」 「一体いくつ売ってどれだけの利益があるの?」って思いますよね
しかも、国産だし
ハチミツ屋がしかけていたことは、ハチミツを買ったお客様へ
“1か月分1万5000円のプロポリス” と “1ヶ月分6800円のローヤルゼリー” をお勧めして販売していたんです!!
“ハチミツ”は通販商品の《おとり》でした
まずはハチミツを購入して頂き、お客様との信頼関係を作ってから本命の商品をご案内して購入して頂くのが狙いだったんです
これは、《フロントエンド》 《バックエンド》というビジネスの世界ではよくある考え方です
お客様へ購入してほしい商品があるけれど、高単価の商品はいきなり販売しても直ぐに買おうと思って頂くのは難しいのです
ですから、まずは低価格のモノを販売して、お客様に購入して頂く事でお客様へ喜んで頂きます
その後、本命の商品をご案内するんです
世の中の、お試しサンプル・500円でお試し・初回無料 等がこれにあたります
「そういえば私が購入しているこれも・・・」って、思い当たる商品があなたにもあるんじゃないでしょうか
そしてさらに、ハチミツ屋のビジネスモデルはその高額商品が毎月継続して購入して頂けるものだったことも強みなんです
1か月1万5000円のプロポリスを1年間購入して頂くと、さていくら売上が上がるでしょうか…
これが、《継続して儲ける仕組み》 なんです
私は、自分が使っている化粧品や飲んでいるビタミン剤がこのビジネスモデルにはまっています
知らず知らずにお金を支払い続けてくれる
プリン屋さんが行った 《頒布会=はんぷかい=》方式 のビジネスモデルについて
☆ 頒布会とは、毎月毎月違った商品が定期的に届く販売方法
毎月毎月同じものが届く販売方法が 《定期購入》です
このお話に出てくるプリン屋さんの経営者は、自分の店を持とうと決めた時から
WEBデザイン・パッケージデザイン・カタログ・撮影・顧客データベースの管理・・・・
すべての知識をつける勉強をしました
「パティシエなのに、なんで?」ですよね。
このパティシエが言うには「美味しい物を作るのは当たり前。それに、例えば同じ材料を使えばどのお店もそこそこ美味しい物が作れる・・・」というのです
それと似た話を堀江貴文さんが話していた事を思い出しました
「料理法が民主化された。ネットで調べれば、どんな料理のレシピも出てくるから “その料理の専門家のお店へ行かないと食べられない” という事がなくなった」と。
「だから、お客様は“食”を求めて食べにいくのではなく、料理を提供してくれる人を求めて食べに行くようになる」
とも話していました
本で登場するパティシエが話していた事は、味を追求するのは当然だけれど感動を与えるのは「見せ方」だと考えていたので
パッケージなどを勉強していました
また、実店舗のお店ではなく、通販専門店で販売することも考えていました
パティシエは、お店の場所を北海道の富良野と決めて、通信販売で購入して頂くための作戦を複数う考えていました
そして、最終的には1度商品を購入して下さったお客様へ7通メールを送る作戦をしていました
お客様との関係性を作っていく事が一番大事だと考えたからです
メール読んだお客様は、パティシエのお菓子のこだわりを知ることや、お菓子を購入した先の北海道を思い出して「また、食べたいな~」という気持ちになるんです
●継続して購入して頂ける商品を作る事
●定期購入できる仕組みを作る事
そして、メールを使って遠く離れたお客様と信頼関係を作る事
この作戦、大きな会社でしかできないって思っていませんか?
個人経営者でもできる事なんです
個人だからこそ、ネットを上手に利用して、メールという社員に働いてもらう事を有効利用すべきです
《メールマガジン》という単語を聞いたことはありますか?
《メールマガジン》は、個人でも始める事ができるし、難しいスキルも必要ありません
メールでやりとりするスキルがあれば誰にでも出来ます
儲かる仕組みを作る以前に大切な事
「経営は努力をするから儲かるのではない、儲かる仕組みがあるから儲かる」
でも、外側に仕組みがあるだけじゃ、お客様の心を動かすことはできません
自分の想いを形にして、ファンを作る必要があります
- 地域の活性化につなげたい
- 自分の特技でお客様を笑顔にしたい
- 困っている人を助けたい
- より良い社会になるためのものを作りたい
自分がどういうことを考えて仕事をしているのかを、ネットを通じて発信することは根本的に大切なことは変わりません