奈良監獄ミュージアムへ行ってきましたので、ブログに記録します
星野リゾートさんが主催する「奈良監獄ミュージアム」が開館されたと知り、さっそく予約しました
「奈良監獄ミュージアム」は人数制限のために、予約制となっているので、フラっと立ち寄れる場所ではありませんから必ず予約していってくださいね(私ってけっこう、ふらっと立ち寄るタイプなのですが、それで失敗することがあります。下調べって大事…)
近鉄奈良駅から徒歩で行きました
古い街並みをのんびり歩きながら、徒歩30分で到着
緩やかな坂道を上る道のりなので、体力のある方は徒歩でも楽しめます
私が訪れた日は、6月29日
梅雨の中日ということで、気温は30度前後
蒸し暑い日でしたが、風が涼しい爽やかさがあったので、汗をかきつつも徒歩で行っても絶えれる体感でした
ミュージアム内でも歩き回ることを考えると真夏に徒歩で行く事はお勧めしません…
駅前からバスが出ているので、30分徒歩がしんどい方は利用するのもありです

正面入り口は、“星野リゾートホテル”の入り口のため、ミュージアムの入場券では入れず。外から眺めるだけでした

素敵な外観を眺めつつ
ミュージアムの入口へ続く高い壁を伝って入口へ進みます
こちらがミュージアムの入り口
入り口から見える正面の建物も美しい✨

中に入ると広大な土地と、さっそく放射線状に広がる舎房が見えてきます
この日は台風が過ぎ去った雨上がりの天候だったので、地面はぬかるんでいましたが、来館者用に歩ける道が整備されています
だから、泥で汚れることはありません

中心に位置する“第三舎房”が公開展示されている所なので、外観を歩きながら向かいます
どこを写真に撮っても絵になるレトロなかっこよさ

舎房に入ると、照明は無いのに明るく、窓の多い設計や陰気な印象を与えない作りを体感しました
公開されている一つ一つの室内は、展示用に壁面がきれいに塗られて整備はされていましたが、当時の印象を残した形で公開されていました
1室の広さは、布団を1枚敷いて寝ころべるスペースしかありません


公開されていない室内の部分は、ノゾキアナから中見ることができます
床や壁の傷みや、トイレがあったであろう跡などが残っていました
扉は分厚い!約10センチの扉
私が一番印象的だったのは、室内の高い位置に大きな窓がある事でした
狭い空間で長い年月を生活するうえで、外が見えるって精神的に大切なこと
舎房の通路、天窓がある事で、照明がないにもかかわらず廊下を明るくさせていました

太い頑丈な鉄格子のある室内の窓からは、空と向こう側の舎房しか見えないのだけれど、この日のように晴天だと、光が差し込み、それだけでも癒されるのではないかと想像しました
この舎房は当時の状態を残しているものなので、空調設備はありません
扇風機が数台置かれていました
だから、真夏の見学は暑いかもしれませんね

一階を見終わった後の順路は二階へ・・・


←こちらは二階から撮影したもの
部屋の並びは1階と同じですが、天井が近くなった分明るさが増しました
部屋は、圧倒的に個室が多いですが、数部人で利用する相部屋がありました
罪状によって個室又は、相部屋に分かれるのでしょうか
この後、順路は地下へ進みます

浴槽は動画の通り、非常に狭く、立ってシャワーを浴びるほどのスペースです
ビジネスホテルでユニットバスのバスタブ半分くらいの大きさ
体操座りの姿勢で湯船につかることはできるけれど、狭いね
体の大きな男性だったらなおさら…
それでも、衛生管理として入浴の設備を設置したこと自体が、当時としては画期的なんでしょうね


↑衛生面で言えば、排泄物処理の仕組みがなされていました
このシステムも、感染症などの対策にもなっていますね
舎房の外観は、現代から見ると、どこを撮影してもレンガ造りが美しく、窓のデザインなどとってもおしゃれで、絵になる


どの部屋へ行っても、窓が多く明るい印象ですが、窓から眺める景色は背の高い壁と空
奈良という土地だから、春日山も見えます
唯一山を見ることで四季を感じらるかもしれません
収容されている人は、東大寺の方向を向いて、手を合わせてしまうこともあったんじゃないかと想像しました
舎房の見学が終わると、展示会場になりました
展示会場内は撮影禁止
監獄の歴史や、建築構造について、日本の近代化が進んだ時代に“人権”を考えられたこの監獄のいきさつなど学ぶことができます
刑務所の中の生活はどのようなものか?を知る展示も、アートなデザインで様々なされています


中庭?のような所に日本庭園らしき庭がありました
ここは、病気療養している人が少しでも心を癒されるようにという意図から作られた庭だそうです
監獄から何年も出られない収容されている人が、病気や精神が滅入ってしまうこともありますよね
その人達のことも考えられた施設配慮がなされています
これも、日本の近代化が進んだ時代に“人権”を配慮した部分なんでしょうね
施設全体をゆっくり見て回ると、所要時間は約一時間
カフェでお茶をしたり、建物をもっとゆっくり眺めたりして過ごすともう少し長い時間、ここにいるだけで楽しめると思います(暑い日は厳しい)
奈良監獄ミュージアムは、時間指定の完全予約制ということで、私が行った日は平日12:00~の回
入り口では「本日のチケット完売」の提示がありました
「完売って、そんなに人気なんや。どのくらいの人が施設にいるのかな?ごった返してないかな?」と思いましたが、写真のとおりで、緩やかな人の流れはありますが、「密集していて場所を見るのは時間がかかりそう」ということがなく、スムーズに見学できる入場者数です
「人が集まっていて前に進めない」ということが一切なく、狭い空間を人が見学できるように、入場者を少なめに設定しているように思われました
私は普段、予約制の美術館へ行く事もありますが、予約制でも人が密!前に進めない、絵が見えない💦な場合も多いのでそのイメージでいましたが、奈良監獄ミュージアムは “空いている” という印象です
「奈良監獄ミュージアムへ行ってみようかな?興味あるけれど、遠方だからいけないな…」
という方へ、このブログが少しでも「内部を見ることができて良かった」と思っていただけたら嬉しいです(^^)

ミュージアムを出た後は、再び歩いて奈良公園へ向かいました
古い町並み、古風な建物が沢山残っていて、それを眺めることも楽しめたし、景観に配慮した「無電柱化」が行われている景観で、空が広く見えました
ただ、奈良駅からミュージアムまでは、片道徒歩30分かかるので、体力があれば…です
ミュージアムへは、駅からバスも出ているし、広い駐車場もありますので車で行ってもよいでしょう
私はこの後東大寺を始め、奈良公園全体的にうろうろしたので、歩きすぎてすごく疲れました
だから、ミュージアム+奈良公園近隣観光をセットで楽しみたい場合は、バスを使って現地へ行く事をお勧めします